筋肉の状態を測定する筋質点数がわかれば
どれだけ運動できるか把握できる
今回の新機種は、昨年発売された「RD-900」「RD-901」の後継機種に当たり、外観は変更を受けていません。新しいのは、タニタによれば世界初という「筋質点数」の計測ができるようになった点です。
これで記録されるデータは、体重、BMI、体脂肪率、内臓脂肪レベル、筋肉量、筋質点数、推定骨量、体内年齢、基礎代謝量、体水分率の10項目となりました。
それにしても筋質点数というのは、一体何なのでしょう? まったく聞きなれない言葉ですが、筋肉の状態を評価する数字のようです。
筋肉の組織は一様ではなく、筋線維の太さや脂肪などが含まれる量、年齢やトレーニングの量によって、その状態は違ってくるそうです。その状態を「筋質」と命名し、それを評価する0から100までの値が筋質点数ということらしいです。
従来機種にも筋肉の重さを示す「筋肉量」や、身長に対する筋肉量を示す「筋肉スコア」のような計測値はありましたが、筋肉の状態を示す値ではありません。
たとえば風邪でしばらく寝込み、回復した後に階段を駆け上がろうとすると、足がフニャフニャで付いてこない、とか。冬の間、全然自転車に乗っていなくて、春めいてきて急にペダルを踏みこんでも、まったく力が入らずろくに坂も登れないない、とか。このような場合は、おそらく筋質点数も落ちているのでしょう。
※ 年齢や性別による筋質点数の違いなど、筋質点数の詳細はタニタのサイトで。
理屈はともかく、自身の筋質点数を測ってみました。
(次ページでは、「体組成計は測るだけで痩せる?」)