日本時間9月10日、アップルのスペシャルイベントが開催された。今回の発表に関して、アップル製品やネットサービスが専門というフリーライター、カリーさんからのコメントが届いたのでご紹介する。
インターフェースの革命!! より直感的に操作できる端末へ
カリーさんが今回、特に気になっているのは、iPhone 6s/iPhone 6s Plusの「3D Touch」。今までタップするか長押しするかで操作が変わっていたワケですが、これが3D Tocuhによって押し込む強さで長押し側の指示を変えられるようになったわけです。文章で語ると「ふーん」ぐらいかもしれないこの要素、例えば、「メール」のメッセージをちょっとプレビューしたいときは軽く、全文読みたいときは強くと、「少し見たい」か「細部まで見たい」という人間の行動に即して直感的に操作できるようになるのが素晴らしいかと思います。
3D Touchは、なんとなくマウスの「右クリック」でコンテクストメニューを出せるよーみたいなイメージもありますが、サードパーティーのアプリにも対応しているというので、これからいろいろな活用方法が編み出されていって、徐々に3D Touchならではのよさが発見されていくはず。特にゲーム! 軽く押すのと強く押すので攻撃する武器を変えたりなど、いろいろな活用方法が考えられます。
さらにここに、新たに採用した触覚フィードバック装置の「Taptic Engine」が加わると、パソコンを超えるコンピューターの体験を普遍化してくれるはず。パソコンにも触覚フィードバックの周辺機器はありますが、普通の人は持ってません。なので、ソフトは主に視覚か聴覚でユーザーに「これに注目して」とアピールしてますが、さらにここに触覚が使える!
将来的には、タッチパネルの表面をなぞるだけで、キーボードのキーを感じられて、楽にブラインドタッチできるみたいな未来がまっていそうな予感がビンビンします。iPhone 5sで指紋認証の「Touch ID」を採用し、2年間かけて指先に磨きをかけてきたアップルだからこそ、この先に何か革命が起こりそう!という予感がするのですが、みなさんいかがでしょうか?
カリーさん
アップル製品やネットサービスが専門のフリーライター。ASCII.jpでは「富士見iPhoneクラブ」や「アスキースマホ総研」といった連載に出演。