ドコモ向けiPhone 6sでmineoのDプラン SIMは使えるか!?
iOS 9の登場時に、公式ページで動作確認の検証をリアルタイム更新していたmineo。iPhone 6s/6s Plus発売日にも、中の人が買いに行き、即座に動作検証の速報が掲載されていた。iOSのマイナーバージョンアップごとの動作確認速報はもはやmineoの風物詩ともなっている。
今回も、ドコモ版iPhone 6s/6s Plusの動作確認は発売日夕方に発表されていたが、編集部ではひと足先に実験してみた。
使ったのは編集某氏が買ってきたドコモ版のiPhone 6s。さくっとSIMを入れ替え、Wi-Fi接続してプロファイルをダウンロードしてインストールするとすぐに通信が可能になった。念のためいくつかのリモートホストが表示できるサイトにアクセスし、自分のIPアドレスやリモートホストを表示させたところ「mineo」からのアクセスが確認できた。
そして、お約束の速度チェック。ドコモは発売日当日の9月25日からiPhone 6s/6s Plusの場合、下り最大262.5Mbpsに増速されているが、さすがにそこまではいかないものの、午後3時ごろにOOKLA Speedtestの測定では下りで40Mbps超えを連発するなど良好。
RBB TODAYの計測では20Mbps台と低いが、おそらく途中経路やサーバー負荷の差。下りが20Mbps台であってもスマートフォンでの利用なら気になる点はまずないので、非常に快適にネットアクセスができた。
mineoは機能充実、新たに登場した容量移行のパケットギフトが便利!
mineoはすでにauネットワークを使った格安SIMサービスを提供していることもあり、機能面では充実している。容量節約に有効な、高速/低速通信の切替アプリ(mineoスイッチ)や、高速通信容量の翌月繰り越し、豊富なプランとすぐに変更できる仕組み、容量が足りなくなったときのパケットチャージなど、格安SIMで提供される主な機能はひと通り揃っている。
また、通信速度切替アプリの「mineoスイッチ」はiOS版も用意されているため、iOS 9を搭載した最新のiPhone 6s/6s Plusでも問題なく使える。
そして、ユニークなのは「パケットギフト」だ。2015年9月から始まったばかりの新機能で、mineoユーザー同士でパケットを贈り合えるというもの。今回始まったDプランと、従来からのAプラン両対応で、AプランがDプラン、またはその逆のギフトも可能だ。
やり方は非常に簡単で、mineoのマイページにログインしてパケットギフトの容量を入力してクリックするだけ。PCでもスマートフォンでも、Webブラウザからすぐ発行できる。
受け取り方も簡単で、送付側同様にmineoのマイページにログイン、今度は受取のところにパケットギフトのコードを入力すれば、即座に容量が増え、そのまま使うことができる。
このパケットギフトは、やりとりした容量を柔軟に活用できることも特徴の1つ。受け取ったらまたすぐにパケットギフトとして送付することが可能だ。たとえば、贈ってはみたものの、少し多過ぎたからと、逆のパケットギフトの手続きをして返してもらったり、他に必要な人がいるので容量を回したりなど、かなり自由だ。
1つだけ制限があるとすれば、同一eoID間で贈り合うことはできない、ということ。1つのeoIDで2回線契約している場合は、残念ながら相互にパケットギフトすることはできない仕組みとなっている。ただし、パケットシェアを申し込むことで、毎月自動で余ったパケットをシェアできるため、容量を無駄なく利用できる。
2キャリア対応で活用自在
なにより選択肢の広がりは正義だ!
Dプランの登場によって、ついにiPhoneの機能をフルに使えるようになったmineo。2キャリア対応で端末の選択肢やネットワークの自由度も上がり、いつ何時でも通信したい人や、常に予備を持っていたい人にも有効だ。
iPhoneの機能をフルに活かしたい人はDプランのメリットを十分に受けられる一方、Aプランは都市部で濃密であり、全国での人口カバー率99%以上のLTEエリアを持つauネットワークを使うため、その点をあらためて評価する人が出るかもしれない。
AプランとDプランの行き来はMNPの難易度とほぼ同様。スマートフォンの買い換えなど追加費用も考慮したうえで、必要に応じてプラン変更するのもよいだろう。
提供:ケイ・オプティコム