意外とわかりやすい音を出す
音量もなかなか大きい
正直なところ、大音量だけと思っていたのだが、意外と聴きやすい音で再生してくれる。アウトドアでの簡易スピーカーだけでなく、キッチンやワークアウトのお供として不足はないといえるだろう。
感覚的になるが、水を流しながらでも音楽がちゃんと聞こえるレベルの音量をキープしてくれるのは、地味ながらありがたい。
また、コンパクトであるため、物理的に邪魔にならないのもあり、カバンにアクセサリーとしてつけておき、必要なときに電源を入れるといった使い方も意外と新鮮なものだった。
接続はBluetooth 2.1+EDRで、対応するプロファイルを見ると、A2DPとACRCP、HSP、HFP。ハンズフリー通話向けのHSPとHFPに対応しているため、スピーカーではなく、電話での打ち合わせ用としても過不足はない。
また、対応コーデックは標準的なSBC(Sub Band Codec)のみだが、用途はかなり割り切られるため、妥当なところだろうか。なお同時接続可能数は1台。
アプリを導入することなく
スマホカメラのリモートシャッターにもなる
さて、本製品にはひとつだけ面白い機能が用意されている。スマホに搭載されたカメラのシャッターをリモートで切れるのだ。
単一で同機能の提供する製品は多く登場しているが、スピーカーと一体化しているものは、知る限りでは初めてである。これは上記しているようにストラップ的に持ち運べるポータビリティからすると納得の行く組み合わせだ。
マニュアルを見ておく必要があると記したのは、リモートシャッター機能の存在が大きく、マルチファンクションボタンを2回押すと、スピーカーモードに切り替わり、それからマルチファンクションボタンを1回押すとシャッターを切ることができる。
自撮りやパーティーショットなど、スマホでの撮影が多いのであれば、小便利な機能だといえるだろう。そのほか、マルチファンクションボタンでは、再生/一時停止といった音楽再生操作や受話といった機能も使用可能だ。
メインではなく、あくまでサブとしてのスピーカーになる。約3cmのキューブで、持ち運びもでき、内蔵バッテリーもあるため、思い出したように使えるのが魅力だ。
また、リモートシャッター機能もあるため、カバンなどに備え付けておき、お出かけするのにもちょうどいいともいえる。
何かしらの作業のとき、スマホのスピーカーでは音が小さいと感じているのであれば、エレコムのLBT-SPCB01AV1をチェックしてほしい。