筆者が購入するモバイルPCやタブレットなどは基本的にすべてWAN対応のSIMが内蔵できるタイプに決めている。
なのでほとんどの場合、モバイルルーターは使わないのだが、時にLiveScribeの「Wi-Fiデジタルペン」や、Wi-Fiしかないソニーの「デジタルペーパー」、FlashAir無線SDカードを挿入したポメラ「DM100」などのために必要なことがある。
ネットに繋がらないアプライアンスは絶対に持ちたくないので、最低限のネットワーキングのためにモバイルルーターも極めてたまに使っていた。
しかし、極めて少ないモバイルルーターの使用機会のために、毎月3980円も支払うのがバカらしくなって、昨年末に遅まきながらSIMフリーのモバイルルーターである「Aterm MR04LN」を購入した。
モバイルルーターを購入する前に、すでに使っているスマホやタブレットでのテザリング対応も考えてみたが、一部のアプライアンスとの相性問題もあり、結局のところ、知人のほぼ全員が推奨してくれたAterm MR04LNを選んだ次第だ。
そして極めていいタイミングに、昨年末某モノ系雑誌のオマケに付いていたのと同じ、月間通信量500MBまでなら無料のSo-net「0 SIM(ゼロシム)」の提供が開始された。
データ通信だけの使用であれば、ネットで購入して、ネットでユーザー登録し、即刻利用できる便利な格安SIMだ。
筆者は発表のあった日に、月間使用量500MBまで無料で使える「データ通信専用」のmicroSIM版をネット購入した。
月間使用量が1GB未満なら断然お得なSo-netの「0 SIM」
3日ほどで届いたSo-net 0 SIMをモバイルルーターのSIMスロットに挿入し、APNを設定。ユーザー登録を済ませて即刻データ通信可能となった。
SIMフリーのモバイルルーターを選んだ最大の目的は、月間通信使用料金の節約なので、今回の“月間通信量500MBまで無料”のSo-net 0 SIMは筆者にとって、渡りに船の最適なSIMだった。
昨今、多くのMVNOが格安SIMを販売しているが、多くのMVNOはユーザーの通信量の最大値に応じてさまざまな特徴をもっているようだ。
今回、筆者が選んだSo-net 0 SIMは、月間使用量が1GB未満のユーザーには極めてお得なSIMだと理解している。
反面、毎月2~4GBを消費する中間層的なユーザーであればSo-net 0 SIMを選択するメリットはほとんどないと思える。
また、月間使用量が5GBを超えるユーザーなら、格安SIMであれば、どのMVNOを選択してもそれほど大きな差はないように感じた。