動体検知や音声検知機能も搭載
前述したように、SpotCamは追加の月額料金なしで24時間の録画サービスを利用できるが、まるまる24時間映像をLIVEでも録画でもずっと見ている人はまずいないだろう。
レンズとマイクを搭載しているSpotCamは、撮影中の映像の変化(動体)や音(音声)の検知をトリガーにして、ユーザーにアラートメールを送ることができる。
アプリ上からはアラートのオン/オフや、アラート時間や頻度、条件などを自由に設定可能だ。
しかし、実際のところ、この手のアラート方式は、動体検知や音声検知等の“スレッショルド”(しきい値)がメーカーや機種によってそこそこ異なるので、最初はいずれかのしきい値を設定し、実際のメールの頻度などを参考に再設定することが望ましいだろう。
筆者は最初、動作感度や音声感度を“標準”に設定したが、自宅の前を電車が通過するたびに、頻繁にアラートメールが飛んできたので、現在は、動作感度も音声感度も“低”にして様子を見ているところだ。
また、SpotCamアプリでは、アラートだけではなく、ストリーミング(録画)そのものを1週間のうちのいつの日でも、どの時帯でもオフにすることも可能だ。
そしてクラウド録画系のカメラが最高に便利なのは、過去の時間帯をいつでもどこからでもさかのぼって見ることができることだろう。
特に、アラートとの組み合わせでは、何らかのアラートを発した時は明確にアラートマークが時間軸の上に記載されるので極めて便利だ。
アラートマークのところにマウスカーソルを移動する(PCの場合)か、時間軸を指先でホールドして右にドラッグすれば、過去の任意の時間帯の映像をいつでも見ることができる。