柳谷智宣の「スタートアップDive!」

ハイクオリティな写真を撮ってもらえる『Our Photo』を体験してみた (3/3)

文●柳谷智宣 編集●北島幹雄

2016年04月06日 06時30分

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話し合いながら撮影を進め、ダウンロードURLがメールで届く

 約束の時間の5分前に集合場所に行くと、すでにカメラマンの小林さんが到着していた。挨拶したら、早速打ち合わせ。どんな感じで撮影して欲しいのかを伝えて作業を開始。チャットである程度伝えていたので、スムーズに進んでいく。

 ただ、筆者が考えているより、撮影するという点では店内が暗すぎるうえ、狭いのでいろいろとお手間をおかけしてしまった。もっと広い会議室や個室の喫茶店でも押さえればよかったと後悔した。撮影場所の明るさには気をつけた方がいい。

 フラッシュを炊きながら、ばしばしと撮影していく。体を斜めにして、もっと笑って、腕組んで、などカメラマンさんの指示で様々なパターンで撮っていく。4カ所で数枚ずつ撮影したところで、50分経過。着替えも持ってきていたのだが、あっという間に時間が経ってしまった。この日はこれで終了。追ってメールが届くと言われ、解散した。

 同社のウェブサイトには、撮影後2週間以内に写真ができあがると記載されているが、今回は数日でメールが来た。そこに記載されているメールアドレスを開くと、まずは撮影した写真をウェブサイトやSNSに掲載していいかどうか確認される。筆者はもちろんOKなので掲載可にしたが、気になるなら掲載不可にしておけばいいだろう。その後、写真の一覧が表示される。気になる写真をタップしてダウンロードすれば、共有したり端末に保存したりできる。このURLは現在のところ、ずっと利用できる。ユーザーが写真をなくしたら、いつでも再ダウンロードできると言うことだ。iPhoneだと1枚ずつダウンロードするしかないが、PCであればすべての写真をZIPファイルにまとめてダウンロードすることも可能だ。

 撮ってもらった写真の肖像権は自分にあるので、SNSやブログに載せたり、プロフィール写真に使ったり、年賀状に印刷してもいい。高解像度でもらえるので、A4サイズくらいまでなら印刷用途にも使える。

時間ぴったりにカメラマンの小林さんと合流。挨拶のあと、どんな内容にするのかさっそく打ち合わせ

撮影開始! カメラマンの指示で、場所やポーズをいろいろ変えてみる

後日、写真ダウンロード用のURLが記載されたメールが届く

作例として使ってもいいなら掲載可、NGなら不可を選ぶ

写真の一覧が表示される

写真を開き、「ダウンロード」をタップする

ブラウザに画像が表示されるので、共有メニューからメールで送信したり端末に保存したりする

撮影された写真はこちら

PCからアクセスすれば、ZIPファイルでまとめたものをダウンロードできる

 依頼から写真の納品までをウェブサービス内で完結できるので、お互いの個人情報を交換する必要がないのも魅力だ。会ったときに名刺を交換する必要もない。カメラマンへの緊急連絡先は予約後の画面に表示されるので、連絡を付けることはできる。ユーザーにとっては安心だし、便利なシステムだ。

 今回依頼したカメラマンの小林さんは、8640円の設定だったが、とてもコストパフォーマンスが高く感じた。プロフィール写真は頻繁に撮る者ではないが、実家に家族が集まったり、ペットと一緒に公園に行くような時にまた依頼したいと思った。もし、カメラマンに撮ってもらいたいな、思ったときは「OurPhoto」も選択肢に入れることをお勧めする。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。

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