ボイスチャットをしながらゲームをプレイする……少し前は負荷の関係もあり、それなりのハイエンド環境が必要だったが、CPUやGPUの進化もあって、いま現在では負荷にカウントすることもなく、すっかり定番プレイのひとつになった。
となると、次は音質とマイクの性能が気になってきてしまうのだが、今回チェックするロジクールの「G430 Surround Sound Gaming Headset」は、その2つをしっかりと押さえた製品になる。
両耳タイプのオーバーヘット型ヘッドセットとしては売れ筋の製品で、実売価格は6500円前後だ。
見た目よりも軽量で装着感は良好!
G430の発売は2013年なのだが、いまだに人気の製品だ。ヘッドセットに属し、ドライバーユニットは40mmネオジムドライバーを採用。マイクは単一指向性で、加えてノイズキャンセリングにも対応している。
重量は約255gで、装着をしていても軽さもあって疲れを感じにくい。ケーブル長は約3mと十分な長さがあり、ゲーミング目的以外でもダラダラと音楽を聴きたい場合にもOKだ。
さて、本製品の付属品を見てみると、USBオーディオとなるアダプターがあり、PCで使用する際は、アダプターにG430本体から伸びる3.5mmステレオピンプラグを接続する。
もちろん、すでに手持ちの環境がある場合は、アダプターを使用する必要はないが、後述するDOLBY HEADPHONE 7.1 SURROUND SOUNDを使用するには、アダプター必須なので、まずは試してみるといいだろう。
イヤーカップは回転式で90度まで動く。そのため、フラットな状態にして収納も可能だし、首にかけた場合もちょうどいい角度を設定できる。
また、イヤーパッドはSportsタイプの素材を採用しており、フィット感だけでなく、熱の抜けもよく、長時間プレイを前提としている。もうひとつ、うれしいのはイヤーパッドの取り外しがしやすく、洗濯もしやすいことだ。
ノイズキャンセリング対応のマイクを見てみよう。使用しない場合は上方に動かすことで収納状態にできるほか、アーム部は無段階調整できるように柔らかい部材を採用しているため、これもちょうどいい位置に調整しやすい。
なお、マイクの集音性は高く、テキトーにマイクの位置を決めていてもOKなので、単一指向性だからといって、それほどシビアになる必要はない。