ボリュームと電源ボタンの挙動がシブい
外観でひときわ目立つのが、ボリュームボタンと電源ボタン。球体スイッチになっており(コロコロと回せるが特に入力はない)、ボリュームは1db刻み96段階で、インピーダンスは公称で800Ω、出力インピーダンス0.0075Ω、出力レベル35mWとなっている。
やたらと高出力であることが影響しているのだろうか、またはいきなり最大音量で鳴らすと接続機器が破損する可能性が高いからか、音量は段階によってLEDカラーが変化する。
特定のステップで特定の色ではなく、押下回数で変化するので、なんともいえないのだが、最小音量の状態から音量をアップさせていくのがいいだろう。
電源ボタンはサンプリングレートを色で知らせてくれる。こちらは、下記写真のように明瞭な区分である。なお、ボリュームボタンのLEDカラー変更は、+と−で独立しているため、好きなカラーパターンに合うよう変更するといった楽しみ方もできる。
これ1台でさまざまなデバイスを本格的に高音質化!
音質については、たとえばiPhoneから44.1kHzの音源を再生するだけでも、大きく変化する。そこには好みがあるので、試聴必須だが、とてもクリアになるので聴きやすいと感じる人が多いだろう。
また、ハイレゾ再生アプリ「NePLAYER」でのアップサンプリング再生でも変化がよくわかるといった感じ。ハイレゾ音源を使用する場合にもしっかりと鳴らしてくれている印象がある。なお試聴に使用したヘッドフォンは「AKG Q701」。
スピーカーで音を鳴らすのだが、とくにボリュームを上げるのが難しい環境である人にも向く製品だ。
USB接続でスマホだけでなく、PCからの再生も可能だし、光デジタル入力があるため、ゲーム機なども接続対象にできる。
普段使用するPCがノートであるなら、Mojoのコンパクトな形状は邪魔にならないで済むため、ポータブルもしつつ、デスクトップ用として運用するのもいいだろう。