近年、PCのバリエーションが増えた。デスクトップとノートPCだけでなく、2in1、タブレットもある。スティックPCも新しい存在だといってもいいだろう。
そうした流れから、自宅にPCが複数台ある状況は珍しくなくなりつつある。またMacユーザーも増えているため、自宅にふたつのOSがあるというものも同様だ。
そうなると、操作のためにPCごとにマウスとキーボードが必要となるのだが、その部分をひとつにまとめられるリンクケーブルは、古くからある周辺機器。だが、いまの時代にすごく都合のいいモノではないだろうか。そこで今回は、サンワサプライの「KB-USB-LINK4」をチェックしてみよう。実売価格は3700円前後だ。
見た目は少し大きいUSB 3.0ケーブル
KB-USB-LINK4自体はUSB 3.0ケーブルになる。片側が必要なドライバーを格納しているためか、少し大きなカバーを採用しているくらいで、運用や持ち運びや約1.5mのUSB 3.0ケーブルと変わりない。
また、接続についても大きなカバー側をプライマリーに接続といった仕様ではなく、どちらを接続してもOKだ。
機能としては、キーボードとマウスの共有、クリップボードの共有、ファイルのドラッグ&ドロップになる。操作感覚的にはデュアルモニター状態と思ってよく、特にファイルの移動はNASやクラウドを介する必要がないため、実に小便利だ。
対応するOSはWindows 10/8.1/8/7/Vista/XPとMac OS X(10.9/10.8/10.7/10.6)。WindowsとWindowsだけでなく、MacとMac、WindowsとMacと既存環境への組み込みがやりやすくなっている。