格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

月1682円で公衆Wi-Fiと3MbpsのLTE使い放題の「WirelessGate SIM」を試す! (2/2)

文●正田拓也

2016年05月05日 10時00分

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通信速度を実測! 意外に使える上限3Mbps

速度計測結果。単位はMbps

速度計測結果。単位はMbps

 さて、早速実測だ。何日間も持ち歩いて思いつくままに速度測定をした結果だが、下り3Mbpsという上限に近い数値があまり出てない。数値だけ見れば「遅い」という判断になってしまうが、注目すべきは12時45分ごろの数値。

 12時30分から12時55分くらいまでは極端に通信速度が落ち込む時間帯。しかし、ワイヤレスゲートは落ち込むことがない。通常時間帯とほぼ同じ数値が出ている。ずっとスマホをいじっていても、昼休みになったという実感なく使い続けられたのだ。

OOKLA Speedtestの場合、速度推移が小さいグラフでも表示される。測定開始時に速度が出て、徐々に落ちてくるという特性を確認できる

OOKLA Speedtestの場合、速度推移が小さいグラフでも表示される。測定開始時に速度が出て、徐々に落ちてくるという特性を確認できる

 また、数値だけ見ればこのような数値だが、実際の速度の推移を見ると、測定はじめは速度が出て、徐々に落ちてくるという特性がある。

 たとえばウェブサイトを開く場合、細かいファイルが次々に流れてきてサイトを表示するため、最初の速度が速いところだけを使い、さっと表示させてしまうような印象を受けた。1.5Mbpsであってもあまり遅さを感じない。

 反対に、アプリのダウンロードになるとこの数値のまま遅さを実感する印象だ。

 有効な使い方は、たとえば一日中ネットラジオを聞いているような場合や、動画サイトで短めの動画をたくさん視聴するような場合だ。

 試しにRadikoを一日中聞いてみたが、途中で途切れたり不安定になるような場面はなかった。音声だけなのでパケット量としてはたいしたことがないが、それが毎日となると月間で数GBまで達する可能性もある。もし、3GBといったプランだとすると容量を使いきってしまう可能性がある。

 また、YouTubeアプリで動画を視聴した場合、長い時間の動画だと途中で動画が一時停止してしまうこともあるが、短めの動画であれば快適に視聴できる。もちろん、速度が遅いので画質は調整されてしまうという点は我慢しなければならない。

容量無制限を安く使いたい人へ

 いろいろ制約はあるものの、容量無制限が比較的安く使える点は評価したい。速度が必要がない使い方をしていながら、毎月容量制限に悩んでいる人は使ってみる価値がある。Wi-Fiも含めて有効かもしれない。

 なお、加入する場合、データ通信のみの契約であれば、ヨドバシカメラでSIMパッケージを渡され、自分でアクティベーションして使う仕組みだが、音声通話付きの契約なら、ヨドバシカメラの店頭で加入となる。MNPにも対応している。

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