現在のところ、モバイルSuicaは利用できず
続いてwena wristで現在、おサイフリンクを利用できるサービスは「楽天Edy」「iD」「QUICPay」「ANA スマートフォンSkipサービス」「ヨドバシカメラ ゴールドポイントカード」の5つだけだ。
残念ながら、フェリカネットワークスの提供しているおサイフリンクアプリがモバイルSuicaには対応していないために、ユーザーの期待度が最も高いモバイルSuicaはwena wristでは現在のところ使用することができない。
これは筆者にとっては魅力半減だった。とは言えできないものはできないので、筆者は、ヨドバシカメラのゴールドポイントカード、楽天Edy、ANA スマートフォンSkipサービスの3つを設定して、楽天Edyにはクレジットカードからチャージして実際にコンビニで使ってみた。
腕時計のバックル部分をPOS端末にかざして決済できるのは便利ではあるが、これは、Edyカードを使うのと本質的には変わらない。常に同じこのwena wrist腕時計ばかりを付けているユーザーは特に問題はないが、コレクターとまではいかなくても複数の腕時計を使い分けているユーザーにとっては極めて面倒で結局、プラスティックのEdyカードを持つことになりそうだ。
単に腕時計として見た場合、個人の趣味の違いも影響するが、wena wrist腕時計(本体の時計部分)は、決して悪くはないが、それほど群を抜いて魅力的な腕時計とも思えない。
ユーザーのwena熱が冷めないうちに、速攻で、他社の腕時計にも、エンドピースの交換で、自由に接続できる“ユニバーサルなスマートブレスレット”として、再デビューしてほしい。ノーモア腕時計本体だ。
今回の衝動買い
アイテム:wena Chronograph Premium Black
価格:クラウドファンディグにて6万9800円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。