本連載「Apple Geeks」は、Apple製ハードウェア/ソフトウェア、またこれらの中核をなすOS X/iOSに関する解説を、余すことなくお贈りする連載です(連載目次はこちら)。
UNIX使い向けを始め、Apple関連テクノロジー情報を知りつくしたいユーザーに役立つ情報を提供します。
毎年恒例「WWDC」直前、新機種発表に備えてマイMacの状態を把握
毎年恒例「WWDC」が間もなく幕を開ける。本来は開発者向けイベントだが、Appleが新製品を発表する場としても定着しており、新しいiPhoneやMacが発表されるのでは、と心待ちにしている一般ユーザーは多い。新しいMacに買い替えたいものの、WWDCの基調講演の発表内容を確認してから、とやきもきしている向きも多いことだろう。
実は、筆者もそのうちのひとり。2年半ほど使用してきたMacBook Air(11-inch、Mid 2013)がだいぶヘタってきたため、ここ数ヵ月買い替えを検討してきたのだが、現行機がどうにもピンとこないのだ。MacBookのようにUSB Type-C(USB-C)ポートが1基では何かと不便だろうし(ハブを持ち歩くのは真っ平御免こうむりたい)、開発にも使うのである程度のCPUパワーは欲しいし、かといってMacBook Air同士で買い替えるのは……WWDCに“いちるの望み”をかけたくなるのも道理というもの。
というわけで、もうしばらくはMacBook Airを使い続けなければならないのだが、もし新製品を購入した場合は利用を終え引退させた後のことも考えねばならない。誰かに譲るとしても、現在のステータスを把握することが先決だ。筐体やキーボード、液晶ディスプレーの状態は目視で確認するとして、後日トラブルの元になりかねないバッテリーとストレージは正確な情報を掴んでおくことにした。