ウェブサービスのアカウントが増えるとともに、同じパスワードを使い回すことによるトラブルも増加中。複雑で異なる文字列を管理する方法は、悩みどころだ。そんな時にお勧めなのが、パスワード管理アプリ。今回は、老舗のパスワード管理アプリ「LastPass」の使い方を紹介しよう。
大切なアカウント情報をクラウドで一元管理する
「LastPass」は2008年からスタートした老舗のパスワード管理サービスだ。現在は、クロスプラットフォームで展開しており、もちろんiOS版もある。フリーミリアムモデルなので無料で使えるのもうれしいところ。有料版では、無制限のデバイスで同期でき、共有フォルダなども利用できる。価格は年間12ドルと安いのもうれしいところだ。
「LastPass」にはマスターパスワードを設定し、ユーザーが覚えるのはこのアカウントのみでOK。後は無制限のアカウント情報を登録し、安全に管理してくれる。SMSやメール、ほかのアプリなどをへ要する多要素認証やワンタイムパスワードにも対応しており、多くのウェブサービスにサインインできる。
パスワードの脆弱性や忘れてしまうといった悩みから解放されるのがメリット。リスクとしては、「LastPass」のパスワードを忘れるとどうしようもないという点。後は「LastPass」そのものが漏洩事故を起こしたら目も当てられないということが考えられる。とは言え、最重要の鍵をなくしたら被害を受けるのは何事においてもそうだし、現時点までは「LastPass」は顧客情報の漏洩は起こしていないので安心できそう。
まずは、有名サービスへのログインを自動化してみよう。プリセットされているサービスなら、項目を選んで、IDとパスワードを入力するだけで完了する。
LastPass Password Manager & Secure Digital Vault for Premium Customers | |||
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価格 | 無料(アプリ内課金あり) | 作者 | Marvasol, Inc DBA LastPass |
バージョン | 4.0.7 | ファイル容量 | 28.8 MB |
カテゴリー | 仕事効率化 | 評価 | (2.5) |
対応デバイス | 全機種 | 対応OS | iOS 8.0以降 |