格安SIMを安定的に使うなら、1ヵ月の高速通信容量が3GBで900円+税というのが相場で、主要な格安SIMはほぼそのあたりにまとまっているが、何か変化球的な料金プランも面白い。
そこで、最近はSIMフリー端末販売ばかりが盛り上がっていたが、実は格安SIMも出しているFREETELに加入してみた。使った分で料金が変化し、使わなければ最小に抑えられるという特徴がある。
音声通話付きでも加入が簡単
FREETELの加入は、FREETELのサイトで申し込めるが、通信量によって請求額が変わるプランについてはパッケージの店頭販売もあり、データ通信のSIMならパッケージを買って登録するだけですぐ使えるようになる。
音声通話付きのパッケージも店頭で購入できるが、パッケージを使って登録して後日SIMが届く仕組み。身分証明は受け取り時に宅配の人に身分証明書を提示するという方法をとっている。
肝心のプランだが、通常の格安SIMと同様に容量を事前に決めてプランを決定する「定額プラン」のほか、使ったデータ容量に合わせて料金が変わる「使った分だけ安心プラン」がある。
店頭で売られているSIMパッケージは「使った分だけ安心プラン」だったので、そのプランで加入した。後から「定額プラン」に変更することも可能だが、500円の手数料がかかる。ちなみに定額から戻すことはできない。
使った分だけということだが、100MBまでが299円(以下すべて税抜価格)、以後、1GBまで499円、3GBまで900円、5GBまで1520円、8GBまで2140円、10GBまで2470円で、10GBを超えると200kbpsへ速度制限となる。
お昼どきの速度が意外に速い!
どこの格安SIMも自分のところの実効通信速度が速いと宣伝し、遅いというところはない。FREETELももちろんそうだが、現在、宣伝文句として「都内平日12時台で速い」というグラフを載せている。
お昼の時間帯は極端にデータ通信速度が落ち込む時間帯として知られており、この時間帯に強いというのはある意味安心だ。
宣伝で比較としている会社はともかく、ドコモ契約並みに速いということを強調しているが、実際に測定してみても意外に速い。
FREETELの速度は、今回使用した2種類の測定アプリ(OOKLA SpeedtestとRBBTODAY)のどちらでも17Mbps台を記録し、お昼時と思えないほど高速だった。
ドコモ契約のspモードの40Mbpsオーバーは別格だが、まさに最強クラスの格安SIMと言えよう。普段は成績のいいIIJmioはわずか1Mbps台まで落ちている。