防犯用やペットの様子チェック、果てはベンチマーク中の自作PCの様子を遠隔から確認する需要は、広がっているようだ。
ビデオ機器が安価になったことや、ウェブカムからチェックできるようになったことが大きい。
ただ、複数台となると、環境の構築が厳しい部分もある。今回チェックする「SpotCam-HD-Eva」(実売価格 2万5000円前後、国内ではプラネックスコミュニケーションズが販売)は、複数台を楽に設置できるだけでなく、クラウドサービスによって場所を問わずチェックできるほか、動体チェックや音声チェックなどもある便利なものだ。さっそく見ていこう。
パンとチルトにも対応で駆動音は静か
いわゆる監視カメラ的なビジュアルのSpotCam-HD-Evaだが、ホワイト基調の丸形デザインとなっているため、初見ではカメラだとは気がつきにくい。
正面から見ると、中央に最大720pに対応するカメラが用意されているが、周辺の色もあってわかりにくくなっている。
サイズは幅80×奥行き80×高さ139mm、重量は319g。電源はACアダプターが必要になり、配線と配置はある程度考慮する必要がある。
カメラの性能を見てみると、上記のように最大720pの録画(H.264)に対応し、画角110度、パンは360度、チルトはマイナス20度から50度にまで対応している。後述するように、本製品は複数設置も容易な仕様だが、単品でもカバーできる範囲は広い。
赤外線LED×18基搭載しており、ナイトビジョンにも対応している。防犯用としては格段に写りがいいため、暗所のチェック用にほしいと考えるのであれば、かなりオススメである。