専売店で端末を安値提供する「U-mobile」
一方、端末を1980円として供給している店舗もある。「U-mobile」を扱うリアル店舗の「U-NEXTストア」では、断続的に端末が1980円~というキャンペーンを実施している。
これは楽天モバイルと違い、特別プランがあるわけでもなく、キャンペーン対象だからといって高い違約金を設定しているわけではない。ただ単に特定プラン、特定オプションの加入者に対して安い金額で端末を販売しているというものだ。
どの端末が1980円なのかはウェブサイトに記載はないが、実際に店舗で確認したところファーウェイの「Ascend G620S」など、単品で購入しても1万円を少し上回る程度の端末。驚くほどお得でもないが、安く買える条件も緩いので、端末が気に入ったなら悪くない選択だろう。
キャンペーンで端末が1円という販売も!
そのほか、端末メーカーのZTEが行なったキャンペーンでは、家電量販店店頭で体験キャンペーンを実施し、その場で加入すれば端末が1円提供というものもあった。
提供されたのはもともと1万円台で販売されるBLADE E01で、格安SIMの対象はU-mobile、BIGLOBE、ワイヤレスゲート、店舗は秋葉原のヨドバシカメラだったが、今後も同様のキャンペーンが行なわれる可能性は十分あると思われる。
条件をよく確認することが必要
楽天モバイルのように、もともとの料金プランから端末セットを考慮し、購入サポート的な料金と高めな違約金がセットされているものが、今後も出現してくる可能性は十分ある。
端末セットの格安SIMが少ない初期費用で導入できることは非常に魅力的だが、支払い形態、違約金、長期利用した場合のトータルコストなどを十分に考慮したほうがいいだろう。
そして、最近はじまった「ポケモンGO」のように端末の性能を要求し、通信量を増加させるコンテンツが登場しないとも限らないため、将来のデータ量のプラン変更の可否や条件なども含めて選んでほしい。