かなり具体的に携帯業界の問題に切り込んだ公取委
■公取委、新規参入促進の観点から大手キャリアの取引慣行に見直しを求める
(http://ascii.jp/elem/000/001/203/1203057/)
公正取引委員会は「携帯電話市場における競争政策上の課題について」と題し、現在の携帯電話市場で一般的な取引慣行について、課題を検討。その考え方を示した。今回検討した背景として、MVNOの新規参入を促進するという観点がある。
●ASCII編集部オカモトのコメント
一部メディアには先行して報道されていた、公正取引委員会による携帯電話業界の慣行に是正を求める内容の文書が正式に公表されました。内容を見ると、契約と端末販売の分離、SIMロック、2年縛り、通信料の毎月の割引、中古スマホの買取と、ユーザーに関連するものに加え、OSベンダーのライセンス時の条件まで、かなり具体的な内容とともに、踏み込んだ記述になっているのがわかります。キャリアがどこまで料金などに変更を加えるかは現時点ではまだわかりませんが、今秋に予想される次期iPhoneの発売まで、各社の動きに注目が集まりそうです。