最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測

Galaxy S7 edge、HTC 10、Xperia X、夏の3強スマホのスピードチェック (1/3)

文●小林 誠 編集● ASCII.jp

2016年08月15日 12時00分

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 ドコモ、au、ソフトバンクの夏スマホから、Galaxy、HTC、Xperiaという人気フラグシップ機を取り上げているスマホ定点観測。今回はスピードチェック。ベンチマークテストから文字入力、通信速度まで3機種は激戦を繰り広げることに!

Galaxy S7 edge

HTC 10

Xperia X Performance

まずはGalaxy S7 edgeが1勝も
3機種ともスペックは高く良い勝負に?

 3キャリアから人気の最新機種を集め、比較をはじめた本企画だが、まずはドコモのGalaxy S7 edge SC-02Hがスペック面で文句なく、さらに料金的にも2位につけ、まず1勝と判断した

 とはいえau「HTC 10 HTV32」、ソフトバンク「Xperia X Performance」もかなりハイスペック。料金の差も若干で、Galaxy S7 edgeが抜きん出ている印象はない。ここからは実際に使用してのテストまだまだ勝利の行方はわからない。

 まずはそんな3機種のスペックのおさらいから。

  ドコモ
「Galaxy S7 edge
SC-02H」
au
「HTC 10 HTV32」
au
「Xperia X
Performance」
メーカー サムスン電子 HTC ソニーモバイル
本体サイズ 約73×151×7.7mm 約72×146×9.2mm 約71×144×8.6mm
重量 約158g 約161g 約165g
画面サイズ 5.5型 5.2型 5型
画面解像度 2560×1440ドット 2560×1440ドット 1920×1080ドット
OS Android 6.0.1 Android 6.0.1 Android 6.0.1
CPU クアッドコア
2.2GHz+1.6GHz
クアッドコア
2.2GHz+1.6GHz
クアッドコア
2.2GHz+1.6GHz
ROM/RAM 32GB/4GB 32GB/4GB 32GB/3GB
メモリーカード microSDXC(200GB) microSDXC(200GB) microSDXC(200GB)
下り最大通信速度 375Mbps 370Mbps 262.5Mbps
国内4G対応周波数 2GHz(1)、1.7GHz(3)、800MHz(19)、1.5GHz(21)、700MHz(28) 2GHz(1)、1.7GHz(3)、800MHz(18/19/26)、WiMAX 2+(41) 2GHz(1)、1.7GHz(3)、900MHz(8)、AXGP(41)
キャリアアグリゲーション
VoLTE
連続通話時間 1260分(LTE) 1590分(LTE) 1380分(LTE)
無線LAN IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
IEEE802.11ac
(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 1220万画素 1200万画素 2300万画素
インカメラ 500万画素 500万画素 1320万画素
防水/防塵 IPX5/IPX8/
IP6X
×/
IP5X
IPX5/IPX8/
IP6X
ワンセグ連続視聴 9時間50分 × 8時間18分
フルセグ連続視聴 6時間50分 × 7時間6分
FeliCa ×
赤外線通信 × × ×
NFC
Bluetooth 4.2 4.2 4.2
MHL(HDMI) × ×
Miracast
SIM形状 nanoSIM nanoSIM nanoSIM
バッテリー容量 3600mAh 3000mAh 2570mAh
Qi × ×
生体認証 指紋 指紋 指紋
カラバリ Black Onyx、White Pearl、Pink Gold カメリアレッド、カーボングレイ、トパーズゴールド ライムゴールド、ホワイト、グラファイトブラック、ローズゴールド

 HTC 10は、国内向け機能に対応していない点が前回マイナス評価となったが、性能自体は高い。3機種ともさほど差が無いスペックだ。また実際のテストでは片手操作を多用するため性能よりも本体サイズや画面サイズが影響する可能性もある。まずはベンチマークのテストから。

2本のベンチマークチェック
リードし続けたのはGalaxy S7 edge

 ベンチマークチェックはアプリの「AnTuTu」と「3Dmark」を使用する。3回ずつ計測し、その最高スコアを表に掲載した。まずは「AnTuTu」の結果から。

(最高値) Galaxy S7 edge HTC 10 Xperia X Performance
AnTuTu 141443 139626 126437
3D 58306 57954 55003
UX 40877 40099 36240
CPU 31617 29549 27340
RAM 10643 12134 8372

 Galaxy S7 edgeがRAM以外の項目ですべてリードした。CPUも同じということで、他の2機種もスコア自体は僅差だが、各項目で勝っているあたり、確実にリードしているという印象だ。

Galaxy S7 edge

HTC 10

Xperia X Performance

 HTC 10はRAMのスコアでGalaxy S7 edgeに勝り、常にピタリと2位。そのHTC 10をXperia X Performanceもピタッと背後からうかがっている。

 続いて「3Dmark」の結果。

(最高値) Galaxy S7 edge HTC 10 Xperia X Performance
トータルスコア 2576 2284 2444
グラフィックス 2896 2850 2834
フィジックス 1858 1348 1649

 こちらはグラフィック能力を中心としたベンチマークだが、Galaxy S7 edgeがまたもリードし続けた。やはり他の2機種との差はわずか。だが2位はXperia X Performanceに入れ替わり。トータルスコアでHTC 10に勝った。主にCPUの性能を見るフィジックスのスコアが良いのが理由のよう。いずれにしても差はわずかだ。

Galaxy S7 edge

HTC 10

Xperia X Performance

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