リモコンのプリセットが豊富で学習は不要?
学習させる手順は、いわゆる学習型リモコンと同様だ。学習モードに切り替えてから、登録したいリモコンのボタンを押せばいい。
また、赤外線フォーマットに依存しない万能学習方式を採用しているため、過去の類似製品の性能からすると非対応の製品はまずないと思われる。
導入に当たって、学習機能が上手く動作しないかもといった心配はしなくてもいいだろう。
専用アプリでは、ボタンのカスタマイズもできるため、必要なボタンだけ登録しておいたり、複数のリモコン操作を1画面で済ませられるようにしたりといったこともできれば、プリセットから、登録されている家電・周辺機器をフルに操作できるレイアウトも選択できる。
プリセットは豊富に用意されており、国内主要メーカーの家電の多くに対応しているほか、ラトックシステム製ディスプレイ分配器、タカラトミー製ACS対応プラレールアドバンスの登録もあったりする。
アプリの機能をさらに見てみると、マクロ機能がある。これはワンタップで、複数の家電・周辺機器の操作が行なえるというもの。
操作の待ち時間を0~200秒で設定できるため、特定の家電の起動完了を待ってから関連する家電の電源をオンにするといったことをワンボタンで済ませることができる。
もうひとつはタイマー機能。指定の時間にリモコン信号を送るというもので、アラームの代わりにできるほか、防犯用の機能としても活用できる。
リモコン減らしから節電まで
学習型リモコンのメイン機能である「リモコンを減らす・まとめる」だけでなく、外部からの操作にも対応する。
照度・温度・湿度センサーを備えているため、外出先から自宅の様子がわかる。防犯だけでなく、節電用にも活用できると、何かと自宅の操作体系を拡張できる可能性のある製品ともいえるだろう。