イヤホン・ヘッドフォンといえば、3.5mmヘッドフォンジャックだが、iPhone 7は3.5mmヘッドフォンジャックを廃止し、Lightning接続かBluetooth接続を推奨されるようになった。
PC方面においても、USB Audio Device Class 3.0が発表されたり、Moto Zも3.5mmヘッドフォンジャックを廃止したりと、変化の動きがでている。
今回はチェックするものは、いち早くLightning接続に対応し、ノイズキャンセリング機能も搭載した「JBL REFLECT AWARE」だ。ハーマン(販売代理店)の直販価格は2万4880円(税抜)となる。
なお、Bluetoothイヤホンを選択しなかった理由は、どの製品においてもリズムゲームのプレイにはクリティカルな遅延がある点に尽きる。
ノイズキャンセル用ユニットがないので
見た目はフツーのイヤホン
JBL REFLECT AWAREは、iPhoneを操作するためボタンやマイクが搭載されたリモコンを持つ、3.5mmヘットフォンジャック対応タイプと同じビジュアルのイヤホンになる。
ケーブル長は約1.2mm、重量約30g、タイプは密閉ダイナミック型。ドライバーは14.6mmで、周波数特性10Hz~22kHz、感度97dB/mW、インピーダンス16Ω、16bit/48kHz対応、防水IPX5対応といったスペックになる。
ノイズキャンセルは、フィードバック方式とフィードフォワード方式を併用するハイブリッド式を採用。これにより消音性能と高音質の両立を実現しているそうだ。
また、後述しているが、環境音の聞こえやすさ(アンビエントアウェア)を調整する機能もあり、電車内であればアナウンスの声だけは聴き取りたいといったシーンにも対応している。
ともあれ、ノイズキャンセリング対応イヤホンによくあるゴツい外部ユニットがなく、筆者が購入に至った理由に含まれている。
日々の取り回しをフツーのイヤホンと同じように行ないたいのであれば、この部分だけでも検討に入る要素になるだろう。
JBL REFLECT AWAREはリスニング中心というよりは、スポーツやウォーキングシーンを意識しているようで、イヤーチップは他に比べて大型で楕円形を採用。また、スタビライザーも用意しており、長時間つけていても疲れにくいメリットもある。
なお、よくある円形のイヤーチップもやや強引になるが、取り付け可能だった。