iPhone 6、6sシリーズにはあった背面のアンテナ部分(通称・Dライン)がなくなったため、iPhone 7用の背面保護フィルムは1枚できれいに貼れる。これもフィルムを貼りたくなる要素の一つですね。
ジェットブラックを購入しケースに入れたくはないけれど保護はしたい、あるいはケースに入れてもなおキズがこわいという人にはなかなか向いているようです。ブラック、ジェットブラック以外の色を選んだという人も、ケースを使わないなら保護用に貼るのもなかなかいいのではないかと。
ただ素材の都合上、ブラックだとAppleロゴ周りのエアーが抜けないようです。これはメーカー、フィルムの種類問わず共通の現象だそうで、そこは我慢できるかどうかというところでしょうか。
今日の作業“中”BGM
TAMTAM「Newpoesy」
Image from Amazon.co.jp |
ニューポエジー |
TAMTAM(タムタム)は日本のダブ・ロックバンド。メジャーデビューは2014年。インディー時代も含めれば、このアルバムは3枚目になります。2016年9月14日発表。
さっそくですがこのアルバム、筆者にとっては2016年の邦楽ベストアルバムではないかと思うぐらい感動しました。ダブ出身ということで、ベースラインがよく動いたり、それっぽい音の処理もあったりする。ただ、それらの要素がメインになるわけではなく、あくまで武器の一つにしているという感じ。ダブを通過した強みを持ちつつ、見事に完成したポップミュージックを鳴らしています。
1曲目「アンブレラ」から見事。レゲエの影響がありつつもそこにとらわれないベースライン、シャキシャキしたドラムにまず耳を奪われる。そこにボーカル、ギター、キーボードが乗っていくわけですが、ただ重ねていくわけではなく、奥行きのある音像処理、うるさくならないアレンジが、それぞれすばらしい。どれかに強烈なフックがあるということではなく、すべてをまとめて鳴らしたときの聴かせ方をわかっている。
アルバム全編を通して、極端にメロディーが際立っている、ハッと驚くような展開がある、というわけではない。しかし聴いていくうちに、曲が進むにつれて、個々の音が重なっていき、端々にダビーな香りが漂い、どんどんと広大な世界になっていく。まるで数え役満のようなアルバムです。
ラスト曲「自転車ジェット」ではレゲエの大名曲であるCarlton & The Shoes「Give Me Little More」のフレーズを引用するあたり、やはりダブ、レゲエ出身という素性を感じさせます。この曲はフィッシュマンズも引用していましたね、とちょっとマニアックな話も。
コジマ
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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