水中でもやっぱり高速!
ファンダイビングに持っていきたい
筆者は通常よりも大きめのタンクに加えて8㎏の重りを付けているのだが、エントリーしたあと水に沈んでいかなかった。何かおかしいのかと思ったら、「MPK-URX100A」の浮力のためだった。そこで、ほかの人に引っ張ってもらって、海底へ。作業した日は海が荒れていて透明度が低く、濁っていた。写真が曇っているのは勘弁していただきたい。
電源ボタンを押したら、無事「RX100M5」がオンになったので一安心。適当に撮影してみる。すぐに分かったが、これまでに水中で撮影したカメラの中ではもっとも早くピントが合い、撮影できた。水中で作業している人はみんな動いているので、ありがたいところ。
シャッターボタンは大きく押しやすいし、ズームレバーもスムーズに操作できる。モードダイヤルでモードを切り替えたり、レンズリングを回転させることもできる。もちろん、各種ボタンもごりごり操作できる。ディスプレイも見やすく、快適そのもの。
ウイスキーを保管している場所は、特に何もない海底なので、写真がパッとしないのだが、もっときれいな場所で撮影したくなった。ファンダイビングする際もぜひ持っていきたいところ。
元からの「RX100」ユーザーではないので、それほどの機能を試せたわけではないが、海中で高性能カメラのほとんどの機能を普通に操作できるのはとても楽しい。仕事ではなく、リゾートで遊んでいるときなら、すごい写真がたくさん撮れそう。「RX100」を持っていて水中写真にチャレンジしたいなら、純正ハウジングの「MPK-URX100A」がイチオシだ。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。