記事の見出しでそもそもネタバレなのですが、カメラのシャッター音が小さくなっているではないですか! これは、アップデートしたほうがいいです。はっきりわかります。
ユーザーの声を受けてのものかどうかはわかりませんが、まずは一歩前進といってもいいのでは。横で使われても、「あ、撮ってる」という感じの音量。以前は、「ぎゃー、撮ってる!!」という大きさでしたから……。
ただ、そもそもカメラの動作時に、シャッター音が必要なのだろうかという問題もあるでしょう。盗撮を不安視する声もありますが、ただ、「カメラはシャッター音を鳴らすべき」という暗黙のルール(?)ができた時代ではなく、もうみんながスマートフォンを持っているのが、今日の風景なのですから。これからも考えていく必要があるトピックだと思います。
12月に入って、世間はすでにクリスマス一色という雰囲気です。本コラムでも便乗して、クリスマスの音楽を取り上げています。まだまだ続きますよ。
今日の作業“中”BGM
Shawn Colvin「Holiday Songs And Lullabies」
Image from Amazon.co.jp |
クリスマス・ララバイ |
アメリカのシンガーソングライター、ショーン・コルヴィン。1989年に発表したデビュー・アルバムはグラミー賞の最優秀コンテンポラリ・フォーク録音賞を受賞するなど、日本での知名度は低いながら、確かな実力の持ち主。
1998年発表、同年に生まれた彼女自身の愛娘に捧げているクリスマス・ソング集。「ホリデー・ソングと子守唄」という題名の通り、子守唄も多数収録。にぎやかというよりは、素直で、静かに歌い上げるといった感じ。
彼女はフォークという枠にとらわれず、かなりエッジの効いた楽曲も作る人なのですが、ここではシンプルな編成で、ちょっと鼻にかかった歌声を聴かせるアレンジが目立ちます。
クリスマスというと、華やかで、にぎやかで……という印象もありますが、たとえば家族で集まって、あるいは一人で静かに過ごすときには、このような音楽があってほしいと思うもの。
コルヴィン自身の幼いころの思い出になっているはず、「かいじゅうたちのいるところ」で知られるモーリス・センダックのアートワークも雰囲気がありますね。棚の上にそっと立てかけてあったら、ふと、目にとまりそうなデザイン。そんなところも含めて、いいアルバムです。
コジマ
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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