フットペダルは作業の効率化を考えると、まず脳裏に浮かぶという人も多いだろう。1~3つの操作を割り振ることができる製品が多く、最もよく行なう操作を割り振る使い方が基本だ。
今回チェックするVR用フットペダル「3D RUDDER」は、従来のフットペダルよりもひとつ先を行く製品だ。VR以外にも工業用CADの操作も意識した製品で、実売価格は2万円弱となっている。
円形のお皿に足を載せるイメージ
3D RUDDERは直径37cm、高さ5.5cmの半円形状の入力機器で、ひと昔前のSF映画によく登場していた移動用アイテムのようなビジュアルになる。
これは後述しているようにセンサーを内蔵しており、傾けた方向を取得するためのデザインだ。対応OSはWindowsになっており、接続はUSB 2.0。ドライバーは不要でOS側からゲームパッドとして認識される。
先に堅牢性を見ておこう。耐荷重はカタログスペックによると、着座して足を載せた状態を前提として約130kg。立った場合は考慮されていない。
これは座ったままでもVR内での移動を快適にしようといった狙いから生まれた背景が強く出ている部分だ。
設定はとくに不要なのだが、センサー感度を調整するアプリケーションが用意されており、Roll/Pitch/Up/Down/Z rotationの取得レベルを設定可能だ。
たとえば、VR用に移動しやすく調整することもできれば、ゲーム用ではなくアプリケーション操作用に調整といったこともできるため、VR用という認識よりは、フットペダルとして見たほうが使い道は浮かびやすい。