アクティベーションロックが
遺品復旧に立ちはだかる
「iPhoneを探す」が有効な状態でパスコードを10回以上連続ミスすると、その後にバックアップからの復元過程でアクティベーションロックを解除する必要があります。
ロックを解除するには、Apple IDとそのパスワード、さらにワンタイムパスワードの2段階認証が必須です。ワンタイムパスワードは該当の端末でSMSや音声ガイドによって受け取ります。家族からしたら、最新バックアップ→初期化→復旧の流れを理解したうえで、初期化の前に「初期化ロックの解除」という工程もクリアしなければならないわけです。かなり難易度が高い手続きといえるでしょう。
とはいえ、持ち主にとって鉄壁かといったら、そうでもないのも事実。鍵の本数自体は、受信環境の整った端末さえあれば得られるワンタイムパスワードが増えるだけなので、Apple IDとノウハウさえあればクリアできるでしょう。
つまるところ、警戒すべきは、家族やその周りのiPhoneユーザーなのかもしれません。脱獄したりSIMロックを解除したりする強者がいたら、一旦落ち着いて、謙虚な気持ちで作戦会議をやり直しましょう。
10連続ミス&アクティベーションロックからの復旧の道
iTunesからの拒否
iCloudにログイン
該当のiPhoneを探す
「消去」を選択
2種類の認証を経る
本作業に進む
「探す」上の作業完了
ロック解除可能に
ようやく復旧完了
初期化つきの場合
10回以上連続ミスの後に初期化する設定と「iPhoneを探す」が重なっている場合、端末の初期化は自動で始まりますが、途中でアクティベーションロックの解除を促す画面が表示されます。ここでApple IDとそのパスワードを入力すれば、通常の復旧の流れに進めます。初期化オフのときと大勢は変わりません。
端末側でロック解除作業
その後の道筋も表示