使っていた無線LANルーターの暗号化キーを引っ越せる
「WSR-2533DHP-CG」は無線引っ越し機能を備えており、今まで使っていた無線LANルーターがWPSボタンを備えている場合、設定を引き継げるのだ。元の無線LANルーターは稼働中だと思うので、「WSR-2533DHP-CG」の背面スイッチを「AUTO」にして電源を入れる。その後、AOSSボタンを10秒間長押しした後、元の無線LANルーターのAOSS/WPSボタンを押す。機種によっては、もう一度AOSS/WPSボタンを押せば完了だ。元の無線LANルーターからLANケーブルを抜いて差し替えよう。
元の無線LANルーターがWPSボタンを備えていなかったり、セキュリティー設定を自分で行なえる場合は、いきなりつなぎ替えてもOK。WPSボタンはあるが、うまくいかない時も新規設置の手順で進めよう。その場合、無線LANで接続する際に必要なSSIDと暗号化キーはセットアップカード、もしくは本体側面のラベルで確認できる。無線LANで接続してブラウザを起動し、インターネットに接続できれば完了。「Internet回線判別中」と表示されたら、プロバイダーから渡されたIDとパスワードでアクセスする。表示されない場合は、背面のスイッチを「ROUTER」「MANUAL」にして起動し、再度接続してみる。
無線LANルーターの設定画面を開くなら、「エアステーション設定ツール」を利用しよう。バッファローのWebサイトからダウンロードできる。スマホからは「StationRadar」アプリを利用してアクセスできる。設定画面では、無線LANルーターそのもののIPアドレスを変更したり、SSIDをカスタマイズしたり、倍速モードを有効にしたりできる。
なお、筆者の環境では前出の「無線引っ越し機能」の操作を行なったところ、完了のLEDは光ったのだがなぜか有効にならなかった。そこで新規設置の手順で設置したのだが、設定画面を開いたら、「SSID3」に「無線引っ越し機能で引き継いだ設定を使用しています」と表示されていた。「使用する」のチェックが有効になっていなかったので利用できなかったのだが、チェックを入れたらアクセスできるようになった。うまくいかなかった理由は不明。