とてもお手軽でヌメっとくるスタビ
実際にテストした結果を見ていこう。まずモード切替には、4つのモードと水平反転機能がある。
モードには、ロックモード、パンフォローモード、パン&チルトフォローモード、フルフォローモードがあり、ロックモードは操作に関係なく、カメラは正面を向いたまま。
パンフォローモードは、パンのみカメラ追従、パン&チルトフォローモードは、パンとチルトのみにカメラ追従、フルフォローモードはすべての操作にカメラ追従となっている。
また、水平反転機能は、グリップを上にした状態で使用できるというもので、ローアングルで撮りたい場合のもの。そして腰に優しい。
さらに補助機能として手動での位置固定機能がある。向けたい方向に2秒固定すると、それを記憶してくれるというもので、ジョイススティックと合わせて使用すると、撮影の幅を拡げつつ、負担を減らしやすい。
テストに使用した機材は、ソニーのフルサイズ一眼「α7」と「SUPER WIDE-HELIAR 15mm F4.5 Aspherical」レンズ。マウントアダプターは「VM E-Close Focus Adapter」。
上はテストの動画。3秒のところで電源をオンにしている。それからテキトーに持ったまま歩き、階段を登り、階段を駆け上がり、急停止してジョイスティックで操作といった流れ。
終盤のブレは本体の録画ボタンを押したため生じているもの。
サウンドをよく聴いてみると、ときおりブブブ……といった振動音が入り込んでいる。モーターへの負荷が高い場合に生じるもののようだ。走っている状態のシーンでよくわかるハズだ。
9万8000円でこの性能はステキ
900gまでの耐荷重とジョイスティックによるカメラ操作、ローアングル対応の水平反転機能、8~10時間のバッテリー駆動とバランスのいい製品だ。
動画撮影が多く、一眼レフやミラーレスをビデオカムとしても使うのであれば、本製品は役立つだろう。
またスマホの場合はスマホ側の手ブレ補正も加わるため、よりヌメっとした絵も撮れると、動画寄りの人ほど出番の多さを期待できるものとなっている。
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