Apple WatchのSiri Faceが実は楽しみ
最後に、意外と楽しみにしているのが、Apple Watch向けの新OS、watchOS 4で搭載されるSiri Faceです。
Apple Watchの文字盤に、Siriがおすすめの情報を集めて表示してくれる機能。時間やスケジュール、リマインダーといった次の予定や公道に関する情報から、交通状況・運動状況などに応じたおすすめなど、様々な情報やカードをSiriが用意してくれて、次々にめくって確認することができる仕組みです。
このSiri Faceには、サードパーティーアプリからの情報を利用することもでき、例えば近所にある試すべきお店や、天候の変化に応じた情報、交通機関の遅延情報などが入ってくると便利そうです。
Siriはどうしても、音声アシスタントというイメージが強いため、話しかけて初めて活用すると考える人も少なくありません。しかし、Siriは我々の公道や周りの状況をつぶさに観察し分析してくれる存在。iOSなどに搭載されたCore MLで、機械学習をより高速に処理するようになったことも、さまざまなアプリがSiriを通じて情報を挙げてくる、そんな体験が広がることに期待しています。
Siriさんはいままで自己主張がさほど強くない存在でしたが、今後は少しずつ前に出てくることになるのでしょうか。加減の問題もあると思いますが、やっと、Siriのいる生活を意識し始める事になると思うと、楽しみですね。
来週にかけて、新製品の話などもお伝えしてきたいと思います。とにかく、iPadはどのサイズが良いのか……。
筆者紹介――松村太郎
1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。
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