構造も使い方もシンプル
USB AROMA TIMEはハードウェア的には極めてシンプルな構造となっている。前述したように、小さなヒーター機能を内蔵したUSB AROMA TIMEをパソコンなどのUSBポートに挿入することで発熱し、内部のオイルパッドに染み込ませたエッセンシャルオイルの芳香拡散を楽しむモノだ。
エッセンシャルオイルは内部のオイルパッド(約1×3cm)に2~5滴ほどをたらして染み込ませ、元通りUSB AROMA TIMEのキャップ側に収納して、キャップを本体にカチッと音のするところまで噛み合わせれば設定は終了だ。
後は、パワーオンしているパソコンのUSBポートにUSB AROMA TIMEを挿入するだけ。
しばらくするとエッセンシャルオイルの香りが周囲に拡散されてくる。USB AROMA TIMEそのものにはファンが装備されているわけではないが、筆者の場合、USB AROMA TIMEを挿入したUSBポートのすぐ脇にPCのクーリングファンがあり、その風が上手く香りを拡散させる役目を担っているようだ。
香りの強さは2段階で調整できる
USB AROMA TIMEの側面には香りの強さを調整する3ポジションのスライドスイッチがある。USBプラグ側を左にして、最も左寄りの位置がオフ、右に1段階スライドした位置がノーマルで、本体の上面に取り付けられた青いLEDライトが1個点灯する。
そして最も右側にあたる2段階目がストロングとなり、青いLEDライトが2個点灯する。
筆者がデスクトップPCを操作する時には、PCに接続したUSB AROMA TIMEと筆者の顔が約60~75cmと距離をおいて離れているでストロング位置で使用した。
もっと両者の距離が近い位置関係になるモバイルPCなら、ノーマル位置でも香りの拡散は十分かもしれない。
しかし、あくまで匂いの強弱は個人の感じ方によって大きく違うと思われるので、何度か使用してみて、ユーザーが自分だけの最適環境を作り上げることも重要だろう。
何十種類もあるエッセンシャルオイルの中から特別気に入った香りを発見できたなら、ある意味コトの達成だ。
モバイルバッテリーでも試してみた!
発熱源であるパソコンのない場所でも香りを楽しみたいと思うようになるかもしれない。
そんな場合は、ごく普通のUSB/ACアダプターやUSBモバイルバッテリーとUSB AROMA TIMEを組み合わせれば、パソコンのない部屋でも、クルマの中でも、PCレスで気楽な出張先のホテルの部屋でもお気に入りの香りと一緒にリラックスできるだろう。
モバイルパソコンのUSBポートでノーマル程度で利用するのであれば、香りがそれほど広範囲に拡散する構造でもないので、行きつけの街の喫茶店やカフェなどでも使用可能かもしれない。
とは言え、筆者とは違って匂いに極めて敏感な人は意外と多く、好みも千差万別なので、プライベートスペースでもそれなりの気配りは必要だろう。
いやしの香りで仕事もスピードアップ!?
USB AROMA TIMEは、パソコンのUSBポートにただ差すだけで、パーソナルな空間を好みの香りで充満させてくれるスグレモノだ。
今回はレモングラスサンダルウッド エッセンシャルオイルのヒーリング効果で、いつもより原稿の進捗が30%はアップした気がする。\(^o^)/
今回の衝動買い
アイテム:
USB AROMA TIME
価格:銀座・伊東屋にて本体1800円、エッセンシャルオイル1500円、スペアパッド200円で購入(いずれも税別)
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。