筆者が民生向け国内初のデジタルカメラ「カシオ QV-10」を衝動買してからすでに22年。そして、リコーが2013年の秋に発売開始した全天球(360度)カメラ「RICOH THETA」を衝動買してすでに4年近くの時間が過ぎた。
基本的に世界初や日本初のテクノロジーモノはすべて自腹で買うのが筆者のガジェットに対する姿勢だ。
初代THETAの後、Samsungの「Gear360」、iPhone専用の「Insta360 nano」、そして一番新しい「THETA S」まで、ここ数年でほとんどの360度全天球カメラを衝動買いしたことになる。
スマホとWi-Fi連携を行なうことで全天球撮影のできるGear360やTHETA Sの素晴らしさとは別に、Insta360 nanoはiPhoneのLightningポート直結構造のため、撮影画像の転送が極めて高速で使い勝手のいい全天球カメラだった。
そんな筆者が、USB Type-C搭載の「HUAWEI P10 Plus」と「Galaxy S8+」の2台のスマホを手に入れたために、またしてもUSB Type-Cポート直結モデルの「Insta360 Air」を衝動買いしてしまった。
もちろん、Insta360 Airには、今のところまだ一番市場に多いmicroUSBインターフェースの製品も用意されている。
PC用のウェブカムにもなる「Insta360 Air」
スクエアな箱に入って届いたInsta360 Airは、極めて小振りで、専用のシリコンラバー製のプロテクトケースに入っている。アウトドアの持ち歩きなどでは2つのレンズ保護が極めて容易にできて便利なケースだ。
付属品として取説以外に、Insta360 Airをウェブカムとしてパソコンで使用するためのハードなフレキシブルケーブルとリセット用のピンが付属する。
スマホの360度カメラ以外に、フレキシブルケーブルのアタッチメントを使用してパソコン用のウェブカムとしても活用できるが、今回は割愛する。
基本的な内容だが、360度カメラは背中合わせに2つの魚眼レンズが配置され、それぞれが撮影した180度の広角画像2枚をアプリで貼り合わせることで、360度の全天球画像を合成するモノだ。