先日、自分が講師をしてる街歩きの下見のためぶらぶらと郊外を歩いてたら、やたら人なつこい猫にあったのである。
ぶらぶら歩いてたらいきなり横からにゃあと声がしたのである。
え?と思ってそちらを見ると、とことこと鳴きながら歩いてくる猫が。いやそれは無防備すぎるだろうと思いつつカメラを取り出す暇もなかったので手に持ってた「iPhone 8 Plus」で構図がどうとか考える間もなくパシッ。
近距離でとっさに猫を撮るときはスマホがいい。
口が半開きなのは、ちょうど「にゃあ」と鳴いたとこだったから。その瞬間を撮りたかったのだね。
とりあえず寄ってきた猫を何も考えずに撮りたいときは猫の顔を中心付近に置くこと。スマホのカメラって顔を見つけたら顔、ないときは中央にピントを合わせにいくから。
こういうときの猫ってたいてい「なんか食べるもの持ってるならくれ」といってるのだが、そんなものは持ってない。
代わりに頭をボリボリと掻いてやる。
この辺を撫でられて嫌がる猫はあまりいない……というかこれを嫌がるようならここまで近寄ってくれない。
というわけで今回の撮影風景。
新製品のカメラで猫を撮る回って、できるだけそのカメラと猫を一緒におさめたいと思ってるのだが、それをさせてくれる猫に出会わないとダメなわけで(いざとなったら自分ちの猫を使う)、今回はもうパーフェクト。
スマートフォンで猫を撮るときの良さって、あ、と思ったらすぐ取り出せることや威圧感がないこと。
猫ってこっちの動きをじっと観察してるから、バッグを開けてカメラをガサゴソと出してたら警戒して遠くへ行ったりすぐ逃げ出せる体勢に移行したりするし……時にはバッグを開けてガサゴソしただけで何かもらえるんじゃないかと寄ってくる猫もいるけど、それはそれとして、デカい一眼レフなんて出したらすすっと遠くへ行っちゃうヤツもいるし。
その点、ポケットからスマホを出す所作くらいなら問題ない。人を撮るとき、一眼レフよりスマホの方が相手が構えないから自然な表情を撮れるとよくいうけど、似たようなものかも。
猫に近寄れたらスマホならではの「逆さ撮り」。スマホを逆さに持つと、カメラが下側にくるのでローアングルで撮れるのだ。
この日、もう1匹人なつこい猫に会ったのである。
一見、普通に警戒してるように見える。
iPhone 7 Plus/8 Plusのデュアルカメラモデルになると、やや望遠気味のカメラも持ってるのでちょっと大きく撮れるし、背景もきれいにボカしてくれるポートレートモードを持ってるのでそれで。
背景をぼかした写真を撮れるスマホっていくつか出てるけど、デュアルカメラモデルかそうじゃないかでけっこう違う。デュアルカメラモデルの方が背景をきれいに抜いてくれるのだ。