実写比較はバランスのとれたMoto Z2 Playがリード
ここからは実際に撮影し画像を比較。今回から筆者の主観でもっともキレイな1枚を決めていく。なお同じ被写体を撮影し、カメラの設定はオート任せだ。
もっとも明るく撮れたのはHAUAWEI P10 liteだがアヒルの人形はレモン色のようで実際の見た目とだいぶ違う。背景のカーテンも本来は薄茶色だが白に近く、色が飛んでいる。
一方逆に暗く見えるのはZenFone 4。影の問題もあるのだろうが、ピンクの造花はかなり暗めに撮れてしまった。ただし室内で撮影しているのでやや暗めに撮れるのは現実に近い。カラータイルの若干薄汚れたところも良い。ただキレイとは言えない。となると、バランスのとれたMoto Z2 Playが1番ということになるのではないだろうか。
3機種とも低スペックのスマホと比べて、変な色に写る部分は少なく、レベルの高い画像が撮れた印象。
インカメラ比較は失点の少ないZenFone 4の勝ち
続いて同じ被写体にシーラカンスの人形を加えてインカメラで撮り比べた。
HUAWEI P10 liteは初期設定で左右反転撮影になっていたため、この点は気にしないで判断する。だが、HUAWEI P10 liteはあまりにも明るく、造花の色やカーテンの色が白で飛んでおり、ウサギやシーラカンスの人形は妙に陰影があって気持ち悪い。
では残りのZenFone 4とMoto Z2 Playだが、期待したほどではなく、やはり造花が白過ぎる。さらにMoto Z2 Playは背景のカーテンから薄茶が抜けてしまった。ここはZenFone 4のリードだ。
暗所撮影はじっくり見るとZenFone 4の勝ちに!
さらに暗所比較。被写体の明るさをオフィスの明るさとしては暗めな150ルクス程度に抑え、フラッシュやライトを使わずにオートで撮影、その画像を比べた。
これはパッと見た感じ同じように見えるが、じっくり見るとHUAWEI P10 liteはグレイの背景が緑っぽい。Moto Z2 Playは紫っぽい。さらにMoto Z2 Playのカラータイルは一番上の白いタイルが黄色に変色している。もっとも違和感が無いのはZenFone 4だ。
インカメラの暗所撮影もZenFone 4で決まり!
最後の実写比較はインカメラでの暗所撮影。再びシーラカンスの人形を加える。
先ほどのインカメラとまったく同じ。ここでもHUAWEI P10 liteは左右反転表示。そしてやはり明る過ぎて色が飛んだ、抜けたような、安っぽさを感じる画像になってしまう。
ZenFone 4とMoto Z2 Playは近いが、背景が明確に違う。Moto Z2 Playはここでも紫っぽい色に。ZenFone 4が自然かつキレイな画像となっている。