トレーニングのおともに役立つ
Fitbit「Ionic」レビュー
Fitbitらしい、スポーツ好きのために設計されたスマートウォッチ。一般的なスマートウォッチは、単体ではGPSアンテナを搭載しておらず、位置情報を記録するためにはスマートフォンが近くに必要だが、Ionicは本体にGPSアンテナを搭載しており、単体での位置情報記録に対応している。
また、2.5GBのストレージを内蔵しており、約300曲の音楽を保存可能。Bluetoothでイヤホンに出力できるので、音楽を聴きながらトレーニングをする際にスマートフォンが不要なのもポイント。トレーニングは極力身軽で、というユーザーの希望がかなえられるアイテムだ。
トレーニングの記録は自動化されているので便利。一般的なスマートウォッチの場合、ランニングや水泳といったトレーニングを始める前にアプリを起動させてスタートボタンを押す必要があるが、Ionicはそういった作業は不要。加速度やGPSといったセンサーにより、トレーニングが始まったことを自動で検知してログを取り始めてくれる。道路で信号待ちといったシチュエーションでは、自動で一時停止してくれるので、より正確なデータを収集可能だ。
ランニングや自転車といったトレーニングの記録以外にも、ワークアウト用のアプリもインストールされているのがユニーク。画面上にエクササイズがリアルタイムで表示されるので、それに合わせてカラダを動かせばトレーナー不要でしっかりとカラダが動かせる。
ディスプレーは丸型ではなく四角で、タッチ操作に対応する。本体左右側面に物理ボタンも配置されており、タッチ操作と組み合わせて使用する。本体は航空宇宙産業にも使われる6000番台のアルミニウム素材を採用し、ガラスはGorilla Glass 3と強度は抜群。水深50mと耐水機能もあるので、スイミングのお供としても優秀。
バッテリーは充電式でスペック上は最大5日間、GPS使用時は最大10時間となっている。毎日の運動は欠かさないスポーツ好きな人にはベストマッチのアイテムだ。実売価格は3万6000円。
多機能であるゆるシーンに使える
カジュアルに付けられるスポーティーモデル
MISFIT「VAPOR」
(フィットネス/ヘルスケア:Android Wear)
円形のタッチ対応ディスプレーを搭載したモデルで、OSはAndroid Wear 2.0。ベゼル部分にもセンサーがあり、ベゼルをなぞることで画面のスクロールといった操作ができるため、ランニング中などもすばやく操作できる。ストラップはシリコンで本体も50mの防水対応なので、ランニング後のシャワーやスイムでも外さなくてOK。
本体背面に光学式心拍センサーを搭載しており、トレーニング中は距離やカロリーのほか心拍モニタリングができる。実売価格は2万7864円。
ディーゼル「DieselOn タッチスクリーン スマートウォッチ DZT2002」
(カジュアル:Android Wear)
メンズ向けのカジュアルで重厚感のあるデザインが特徴。OSはAndroid Wear 2.0を採用したタッチスクリーンタイプ。Android Wearアプリをスマートフォンにインストールし、Bluetoothでペアリングして使用する。
ウォッチフェイスを切り替えるだけでなく、時分針や文字盤などパーツごとに色を変えるカスタマイズができるので、自分の好みのデザインに仕上げられる。またディスプレーは自発光型AMOLEDなので、明るい屋外でも見やすい。実売価格は4万9350円。
ノキア「Steel HR」
(フィットネス:体組成計連動)
アナログ時計の文字盤にサブスクリーンとしてディスプレーを搭載することで、バッテリーの消費を抑えたハイブリッドタイプ。スペック上では最大25日間の充電不要で利用できる。ディスプレーには着信アラートなどが表示できるのでわかりやすい。計測可能なライフログが歩数や距離、消費賀カロリーに加え、心拍数や睡眠も対象。Nokia Health Mateアプリで同社の体重計などヘルスケアデバイスで計測したデータと合わせて管理できる。実売価格は2万5250円。
カシオ計算機「PRO TREK WSD-F20X-BK」
(アウトドア:Android Wear)
Android Wear 2.0を搭載したタッチスクリーンタイプ。「PRO TREKシリーズ」らしく、トレッキングや釣りといったアクティビティーに応じた情報を表示するオリジナルアプリを搭載している。本体内にGPSを搭載しているので、単体で位置情報を検知でき、移動ログが記録可能。さらにオフライン地図機能にも対応しているので、スマホの電波が圏外になるような山歩きでもマップを表示して現在位置などが参照できる。実売価格は6万480円。