ファームウェアアップ後、auのSIMを認識するようになったが……
さて、通常なら問題なく快適に使えることが分かったが、最近ではauネットワークの格安SIMが増えている。
たとえばイオンモバイルは2018年3月からサービスを開始しているほか、KDDIの傘下に入ったBIGLOBEでは、利用者に対して郵送や電話で有利な条件を出してドコモからauネットワークのプラン変更を進めるなどauネットワークの広がりが進んでいる。
ドコモ、auともにエリアは充実しているが、ピンポイントで見れば、エリアの穴は存在するので、自分の居場所で安定して使うためにどちらかのネットワークにこだわって使っている人もいるだろう。
nova lite 2でau系ネットワークの格安SIMが使えるかどうかについて、当初はまったく認識しなかったが、何度か本体ソフトウェアの更新をしている中で、限りなく×に近い△であることに気が付いた。まず、au VoLTEには対応してないため、音声通話付きのSIMは音声通話部分が無駄になる。
データ通信だけなら通信は可能だが、auの800MHz帯であるバンド18に対応していないため、使えるエリアという面では若干狭くなる。また、格安SIMでは問題になることはあまりないが、混雑時の速度という点でマイナスになる。
アクセサリーをさらに安く買うには
端末を安く購入できたとしても、アクセサリーなどの周辺機器にお金がかかってしまってはしょうがない。
iPhoneのように100円均一ショップでは手に入らないにしても、できれば安価に画面フィルムや保護ジャケットくらいは欲しい。ジャケットはハードタイプが付属しているがもう少し衝撃吸収力がほしいところだ。
そこで、海外通販に目を向けてみたい。実は国内では「nova lite 2」だがグローバルでは「P smart」という名称となっている。このため「HUAWEI P smart」で検索すればたくさんの製品がヒットする。
中国のショッピングモール「AliExpress」ではTPUケースなら送料込みで100円程度、ガラス製スクリーンプロテクターも200円程度から豊富にあるため、300円程度で前も後も揃ってしまうことになる。
国内では種類も少ないが、自分に合ったものが海外にあることもある。
ただし、海外通販の到着まで数週間と長い時間がかかるほか、不良時の対応が面倒な点を考えれば国内調達も悪くない。
筆者の場合、海外から取り寄せて端が浮かないガラス製スクリーンプロテクターに出会ったことがない。リスクも承知の上でチャレンジしてほしい。
安価なスマートフォンの中ではオススメの1台
HUAWEI nova lite 2を見てきたが、今、格安SIM用で安い端末は何がよいかと聞かれれば、まずこれをオススメしたい。18:9とダブルレンズカメラ、そして問題ない処理性能が備わっているからだ。
入手先にしても格安SIM事業者で購入することが原則となるが、どうしても単体購入したい場合は未使用品が安価に大手中古ショップに出回っているので、入手には困らないはずだ。
ただし、auネットワークに対応しないことが本当に残念だ。auネットワークのメリットもあり、できればドコモ、au、そしてソフトバンクなどさまざまなネットワークに対応したいとなれば、旬を過ぎた感は少しあるがP10 liteもおすすめしておきたい。