末岡洋子の海外モバイルビジネス最新情勢

Androidの父、Andy Rubin氏のEssentialの次期スマホ頓挫? 先行き不透明? (2/2)

文●末岡洋子 編集● ASCII編集部

2018年08月01日 12時00分

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Amazon Prime Dayで249ドルで投げ売り!?

 その後、The VergeはRubin氏の社内メモを報じている。それによると「会社のために何が最善かをわかっている人は、(現時点では自分も含め)誰もいない」「資金調達のために銀行と作業している」などと記されているという。

 The Vergeによると、ハードウェア、特許、今後のプロジェクトなどをひっくるめて売却先を探しており、実現すればエンジニアなどのリソースを他のプロジェクトに向けることを考えているとのこと。Essentialには、Rubin氏の古巣であるGoogle、それにAppleからもエンジニアが集まっている。一方で、マーケティングトップ、ハードウェアエンジニアリングのトップなど一部の幹部はやめている。

 7月16日のAmazon Prime Day(米国)でEssential Phoneは249ドルで発売された。これが、在庫売り切りと見えなくもなかったようで、相変わらず身売り説が流れている。

 なお米国のEssential Productsと日本の担当者にメールで次期スマートフォンの開発計画などについて問い合わせたが、現時点で回答は得られていない。


筆者紹介──末岡洋子


フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている

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