柳谷智宣の「真似したくなるPC活用術」

自分のカメラや知人から借りた車に1日だけ掛けられる保険がある (2/2)

文●柳谷智宣

2018年08月04日 10時00分

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24時間500円で対人・対物無制限の保険を
手軽にかけられる

 1日だけ友達から車を借りる際、どんな保険に入っているのかは気になるところ。自賠責保険には入っているだろうが、加入している任意保険について根掘り葉掘り聞きにくい。まぁ、大丈夫だろうと運転し、実は任意保険に入っていなかったりしたら危険なギャンブルにもほどがある。

 そこでオススメなのが、24時間単位の自動車運転保険。三井住友海上が提供している「1DAY保険(24時間単位型自動車運転者保険)」では、対人対物無制限、傷害保険、ロードサービス保険も付いてなんど価格は500円。ちょっと信じられない価格だ。車両復旧費用保険付くと1500円、社内手荷物等特約を付けると1800円となり、それでもたいした金額ではない。久しぶりに運転するなら入っておくと安心だ。

 スマホ用サイトからアクセスし、情報を入力していく。その際、契約者本人が、スマホから操作する必要がある。また、ドコモ、au、ソフトバンクとY!Mobileのスマホに対応しており、格安SIMなどには対応していないので注意すること。その場合は、スマホからは操作できないが「1DAY保険(コンビニ手続用)」を利用してコンビニで支払いが可能だ。

docomo、au、SoftbankとY!Mobileのスマホでウェブページを開く

「お客さま情報がお済みでない方」をタップして契約を進める

必ず本人のスマホで操作すること

空メールを送信し、登録用のURLが書かれた返信を受け取る

「契約時事の注意事項を確認のうえ契約の申し込みを行う」を選択して「次へ」をタップする

プランを選ぶ。Aプランが500円となる

運転する人数を選択する

利用する日数を指定する

ナンバープレートを登録する

 契約中に厳重に確認されるが、この保険をかけられるのはあくまで知人などが所有している車に限る。たとえば、自分や自分の配偶者、法人が所有している場合は利用できない。もちろん、レンタカーやカーシェアリングもNGだ。当たり前のことなので特に問題はないだろう。また、一部高額な車両もサポートされていない。サポート外のリストには、ホンダ NSX、アストンマーティン、センチュリー、フェラーリ、ベントレー、マイバッハ、ランボルギーニ、ロールスロイスといった車が並んでいた。まぁ、これらの車を運転するなら、別途万全の保険を用意していただきたい。

 本サービスを繰り返し利用する場合、「2回目から割り引き」が受けられる。Aプランの500円が480円になるなど、全体的に少し安くなるのだ。さらに、1DAY保険を繰り返し使っているユーザーが、将来自らを被保険者として三井住友海上の自動車保険を契約する場合、割引が受けられるサービスもある。20回以上使っており、契約等級が6等級の場合はなんと2割引にもなるのだ。

重要事項説明を確認し、「同意する」をタップする

重要事項説明には目を通しておこう

最終確認を行なう

携帯キャリアの支払いサービスを利用して決済する

ホールインワンの祝儀12万円までを
1コイン/日でカバーできる

 三井住友海上は、1DAYレジャー保険という24時間単位型総合生活補償保険も手がけている。どれも1日500円から保険をかけることができ、レジャーの種類に合わせた補償の内容を選べるのが特徴。

 たとえばゴルフ向けなら、けがや賠償の補償に加え、ホールインワンやアルバトロスが出たときの祝儀や記念品贈呈にかかる費用を12万円まで補償してくれる。スキー/スノボ向けやハイキング/軽登山向けは「救援者費用等保険金」の補償が用意されており、万一遭難して救助隊を利用した時の費用を補填できる。

 これらに当てはまらない「レジャー全般」というカテゴリーも用意されており、自分のけがや賠償の補償が受けられるのはありがたいところ。

 作業手順や決済方法は1DAY自動車保険とほとんど同じ。自動車でイベントに出かけるときはまとめて契約するのもあり。幹事が全員の分をまとめて契約するプランもあり、こちらは300円と少し安くなる。

レジャー時のけがや事故などにもワンコインで備えられるのはありがたい

 1日から保険が掛けられるのは消費者にとってはとても嬉しいところ。100円とか500円で安心と、万一の際の補償が得られるなら、ぜひ活用したいところ。今回紹介したように、初回の手続きさえ済ませておけば、あとは簡単に契約できる。まずは、一度試してみることをオススメする。

筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。


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