第2世代Ryzen Threadripperは
ゲーミング向けとクリエーション向けの2種類がある
さて、7nmの話はこのあたりまでにして、本題の第2世代Ryzen Threadripperについてである。まだ細かい性能評価などは未公開(このあたりはきっとKTUこと加藤勝明氏がレビューをがんばってくださると信じています)であるが、発表に先立ち行なわれた説明会の内容を紹介しよう。
第2世代Ryzen Threadripperであるが、この世代からゲーミング向けとコンテンツクリエーション向けの2種類のSKUが投入されることになった。まずゲーミング向けにはXシリーズ2製品が用意される。
基本的にはZen+ダイをそのまま利用したものになる関係で、動作周波数が少し引き上げられており、競合はCore i9-7900Xと位置づけられている。
一方のコンテンツクリエーション向けであるが、こちらはWXシリーズとなる。製品は2970WXと2990WXの2製品で、ハイエンドの2990WXはCore i9-7980XE対応にふさわしいスペックと価格になっている。
性能は下の画像のとおりで、レンダリング性能ではCore i9-7980XEを圧倒している、というのがAnderson氏の説明である。
さてその出荷時期であるが、13日に投入されるのは2990WXのみ。8月末にゲーミング向けの2950Xが追加され、残り2製品は10月に出荷開始となる。とりあえずハイエンドから、というのは昨年の初代Ryzenの発表と同じやり方である。
なお、第2世代Ryzen Threadripperではパッケージも変更になった。初代Ryzen Threadripperよりは若干小さめ(というか、持ちやすい形状)だ。