ホームページやメールアドレスの
ドメインも共通化する
独自ドメインもブランディングに役立つ。ドメインとはウェブサイトやメールアドレスで利用するアドレスのことで、メールアドレスの@以降の文字列と言えばわかるだろう。ウェブサイトやメールアドレスにその人の名前や商品名、ブランド名などが使われていると、信頼感が増す。少なくとも、無料サービスを使っているよりは確実に好印象になる。
このドメインも人気のある文字列は取得されている。ドメイン検索サービスで空いている文字列をチェックしてみよう。ただし、個人でライトに始めるなら、好きなドメイン一つを契約すればいいのだが、本格的にビジネスをするなら複数契約することもある。たとえば、「leveling」というサービスを作るので、「leveling.com」というURLを使う場合でも、「leveling.jp」や「leveling.biz」といったドメインも押さえておくのだ。似た名前で似たサービスを後出しされ、似たようなドメインでウェブサイトを作られて顧客を奪われたら悲しすぎる。そのための防御策だ。
そんな時に便利なのが、お名前.comのドメイン検索サービス(https://cart.onamae.com/register/search/domain)。なんと550種類以上の空きドメインを検索できる。実は、「.com」「.jp」といったドメインは増え続けており、「.technology」とか「.computer」などもお目見えしている。「原価カフェ」を開きたいなら「genkacafe.jp」を狙うだけでなく、「.cafe」を利用した「genka.cafe」も候補に入れておきたい。余計な文字列がないのでかえって覚えやすいかもしれない。(※11月6日時点ではgenkacafe.jpもgenka.cafeも空いていた)
以上が、複数サービスで同じアカウント名を取得するワザとなる。あまり固執する必要はないが、サービスを使い始めてからやり直すのはハードルが高いので、公開しないようなアカウント名を取得しておこう。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。