UQ mobileのようにauネットワークに接続する場合は
対応バンドや動作確認に注意
これはUQ mobileを使う場合の注意点でもあるが、ドコモやソフトバンクのネットワークであれば、かなり広い端末で通信できるが、auのネットワークでは少し違う。最近のLTE内蔵PCでは国内3大キャリアに対応していることが多く、au網への接続に必要なバンド1/18/26が使えたり、公式に対応をうたっていたりすることもあるのだが、そうでない機種もある。
たとえば、LTE内蔵でないPCで手軽にLTEを使えるUSBドングル型端末、ピクセラ「PIX-MT100」はSIMフリーでバンド1に対応しているが、auネットワークの格安SIMを入れても接続できない。ドコモネットワークに対応のみをうたっていて、試すとソフトバンク回線には接続できるが、auだけ使えない。
別の端末では、auではバンド1では接続もできるが、エリアの問題で非常に不利になることもあった。LTE内蔵ノートPCでの利用となると屋外や交通機関の中ではなく、カフェの奥のほうの席で通信するケースも想定される。モバイルルータならば窓際に置いて使うこともできるが、ノートPCはテーブルに置いて使うしかない。エリアの問題は非常にシビアになるため、各ネットワークの主要バンドは対応していることが不可欠となる。
また、ドコモ/ソフトバンクのネットワークでも対応バンドが問題になることもある。少し前の製品になるが、マイクロソフトのSurface 3はバンド1/3/8のみ対応。そのため、ドコモのネットワークでは広いエリアを確保するのに必要な、800MHz帯のバンド19が使えないため速度が遅くなったり圏外になりやすい傾向にあった。
つまり、対応バンドとネットワークの関係は注意するしなければならないということ。特にプラチナバンドと呼ばれる周波数には対応していることが望ましく、ドコモならバンド19、auならバンド18/26、ソフトバンクならバンド8への対応の有無は必ず確認したい。