格安データ通信SIMを買って格安に使い倒す!

格安SIMやDSDV対応スマホの活用で回線障害に強くなる (2/4)

文●正田拓也 編集● ASCII編集部

2018年12月20日 12時00分

バックアップ回線は違うネットワーク、違うサービスで

 格安SIMなどバックアップ回線を選ぶ際の注意だが、メインの回線とはまったく別のネットワークのものを選ぶことが重要だ。たとえば、メインはドコモ契約で、サブもドコモ網の格安SIMではドコモネットワークそのものにトラブルがあれば共倒れだ。また、auとドコモのネットワークに分けたとしても、たとえばともにmineoであればmineo側の設備にトラブルがあればどちらも使えなくなるかもしれない。

SIMを複数用意しておくと安心だ

 さらにMVNOの格安SIMのなかには、ネットワーク接続を別のMVNO(これをMVNEと呼ぶ)に依頼しているケースもあるので、これも注意だ。たとえば「BIC SIM」の中には、サービスの中身自体はIIJmioとまったく同じものもあるので、IIJmioのSIMとの組み合わせではバックアップにならない。

 格安SIM同士でもネットワークが別のサービスを組み合わせてもよいし、サブブランドを組み合わせてもよいだろう。万全を来たすなら、さらに回線数を増やしてもいい。ドコモ/au/ソフトバンクと3つのネットワークのサービスと契約すればより安心だ。

 障害時にはWi-Fiスポットで対応するという考えもあるが、今回の通信障害で露呈したように、実際にはWi-Fiスポットのバックボーンが実はソフトバンクのLTE回線だったというものもある。同様にドコモやauのLTE回線を利用しているWi-Fiスポットも存在している。

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