石川温のPCスマホニュース解説

夫婦喧嘩になった「スマートロック」の問題点 (3/4)

文●石川温

2019年03月18日 09時00分

■夫婦喧嘩になったau HOMEスマートロック

 そんな中、au HOMEのスマートロックは「ネジ止めでドアに強固に設置」とある。しかも「訪問設置サポートがあり、手軽に設置」という記載もあった。

 「これこそ我が家が求めていたものだ」と両手を上げて喜んだものの、それは一瞬のことであった。

 au HOMEのスマートロックは「玄関ドアに1個しかつけられない」とのことだった。

 ここ最近、玄関ドアは防犯上、鍵が2個ついていることが多い。

 Qrioは鍵が2個の玄関ドアに対応しており、アプリでも2つのQrioを連携して同時に開閉できるような操作性になっている。

 しかしau HOMEのスマートロックは「本体が大きいため、玄関ドアに2個つけるのは難しい。アプリも2つの同時操作には対応していない」(KDDI説明員)とのことだった。

 玄関ドアに2つ鍵があり、片方だけをスマートロックに対応させた場合、スマートロック非対応の方を通常の鍵で閉めてしまうとスマホで開錠できなくなってしまう。これが結構厄介で、何度、夫婦喧嘩したことか。 実はスマートロックは家族の理解と協力が不可欠なのだ。

 「鍵を2個同時に操作できるスマートロックは両面テープが弱点」「ネジ止めできるスマートロックは2個同時操作には非対応」と、世の中なかなかうまくいかない。

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