高出力45Wで多くのモバイルPCを充電できる
RAVPower「モバイルバッテリー 20100mAh 45W PD」
●メーカー:RAVPower
●実売価格:7600円前後
RAVPower「モバイルバッテリー 20100mAh 45W PD」は最大45W出力で、多くのモバイルPCやiPad Pro、スマホのいずれも充電できるモバイルバッテリーだ。容量は20100mAhで、MacBook Pro 13インチを1台ぶんフル充電できる。本体サイズは160×78.5×23mmで重量は400g、20000mAhクラスの製品としては平均的な重量だ。
充電はUSB PD対応のUSB Type-Cと、最大2.4A出力のUSB端子を使って、同時に2台の機器を充電できる。ただし、2つの機器を同時に充電する場合は、USB PDの出力が最大30Wに制限される。45Wのみ対応のモバイルPCを充電する場合は注意しよう。
モバイルバッテリー自体の充電は、最大30WのUSB PDなら3.5時間でフル充電できる。また、microUSB端子からの充電にも対応しており、Quick Charge対応充電器でも5.5時間でフル充電できる。多様な充電器からモバイルバッテリーを充電できるのは便利だ。
「モバイルバッテリー 20100mAh 45W PD」の主なスペック | |
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メーカー | RAVPower |
バッテリー容量 | 20100mAh/72.36Wh |
出力ポート | USB Type-C、USB |
入力ポート | USB Type-C、microUSB |
出力 | USB Type-C:5V/3A、9V/3A、12V/3A、 15V/3A、20V/2.25A、最大45W USB:54V/2.4A、最大12W |
最大同時出力 | USB Type-C:30W+USB:12W |
入力 | USB Type-C:5V/3A、9V/3A、12V/2A、 15V/2A、20V/1.5A、30W microUSB」5V/2A、9V/2A、最大18W |
サイズ | 約160×78.5×23mm |
重量 | 約400g |
USBハブにもなる出力30Wモデル
RAVPower「20100mAh Type-C USBハブ モバイルバッテリー」
●メーカー:RAVPower
●実売価格:6900円前後
「20100mAh Type-C USBハブ モバイルバッテリー」は、最大30W出力のUSB PDに加えてUSB3.0ハブとしても使えるモバイルバッテリー。特に、USB Type-CがひとつしかないMacBookなどと相性のいい製品だ。本体サイズは172×80×20mmで重量は390g。20000mAhのモバイルバッテリーとしては標準的な重さだ。
USB3.0ハブとして利用するには、バッテリーのボタンをすばやく2回押して動作モードを切り替える。USBハブとしての動作中もUSB PDの最大30W充電は有効だ。USBハブ機能はPCのほか、iPad Proや一部のスマホでも利用できる。
なお、付属のUSB Type-C-USB Type-CケーブルはUSB2.0規格だ。USB3.0の速度を生かしたい場合は、USB3.0(USB3.1 Gen1)以上のUSB Type-Cケーブルを用意しよう。
モバイルバッテリーとしてはUSB PD対応のUSB Type-Cのほか、最大2.4A出力のUSB端子を2つ搭載。最大3つの機器を同時に充電できる。本体の充電は最大30WのUSB PDだと4時間でフル充電できる。また、時間はかかるがmicroUSB端子からの充電も可能だ。
「20100mAh Type-C USBハブ モバイルバッテリー」の主なスペック | |
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メーカー | RAVPower |
バッテリー容量 | 20100mAh/73.7Wh |
出力ポート | USB Type-C、USB×2 |
入力ポート | USB Type-C、microUSB |
出力 | USB Type-C:5V/3A、9V/3A、12V/2.4A、 15V/2A、20V/1.5A、最大30W USB:54V/2.4A |
サイズ | 約172×20×80mm |
重量 | 約372g |
アウトドアや防災に便利な57600mAhポータブル電源
「Anker PowerHouse 200」
●メーカー:Anker
●直販価格:3万6800円(税込)
「Anker PowerHouse 200」は57600mAhの大容量バッテリーを内蔵し、最大30WのUSB PD対応USB Type-C、合計5V/3AのUSB×2つに加えて、最大100W(110V/0.9.A 60Hz)のコンセント出力、12V/5Aのシガーソケット出力に対応したポータブル電源。
本体サイズは190×138×118mmで重量は2.7kgと、ふだん持ち歩いて活用するには厳しい重量。自宅の緊急用の電源や、車で運ぶアウトドアでの利用を想定した製品だ。
スマホの充電はもちろん、モバイルPCはUSB PDのほかコンセントからも充電できる。このほか、コンセントには利用電力の少ない機器ならさまざまなものを接続できる。バッテリーの充電は付属のACアダプターのほか、最大60WのUSB PDからも充電できる。
「Anker PowerHouse 200」の主なスペック | |
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メーカー | Anker |
バッテリー容量 | 57600mAh |
出力ポート | USB Type-C、USB×2、 コンセント、シガーソケット(12V/5A) |
入力ポート | DC、USB Type-C |
出力 | USB Type-C:5V/3A、9V/3A、 15V/2A、20V/1.5A USB:5V/3A(各ポート最大3A) |
入力 | DC:5~22V/2.45A USB Type-C:5V/3A、9V/3A、15V/2A、20V/1.5A |
サイズ | 約190×138×118mm |
重量 | 約2.7kg |
超軽量&高出力のUSB PD充電器をチェック
高出力のUSB PD対応モバイルバッテリーとともに持っておくと便利なのが、高出力かつ軽量のUSB PD対応充電器だ。各社から窒化ガリウムの採用により小型化した製品が登場しており、かばんに1台用意しておけばモバイルPCからiPad Pro、スマホ、USB PD対応モバイルバッテリーのいずれも充電できて便利だ。
手ごろな価格で持ち歩きしやすい
「Anker PowerPort Atom PD 1」
●メーカー:Anker
●直販価格:3499円(税込)
「Amker PowerPort Atom PD 1」は、最大30WのUSB PD給電に対応しながら53gという軽さを実現。価格が手ごろなこともあり、iPad ProやMacBook Air RetinaやMacBookなどで使いたい充電器だ。サイズは35×41×55mmで、一般的なUSB充電器とほぼ同等。なお、コンセント部分は本体には収納できない。
「Anker PowerPort Atom PD 1」の主なスペック | |
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メーカー | Anker |
出力 | 5V/3A、9V/3A、 15V/2A、20V/1.5A(最大30W) |
入力 | 100-240V/1.2A 50-60Hz |
サイズ | 約35×41×55mm |
重量 | 約53g |
最大45WのUSB PDに対応する超軽量モデル
RAVPower「USB-C急速充電器(45W/PD対応/超軽量)」
●メーカー:RAVPower
●実売価格:7200円前後
RAVPower「USB-C急速充電器(45W/PD対応/超軽量)」は、最大45WのUSB PDに対応にしながら82gという軽さを実現。サイズは80×56×16mm。やや高価だが、45W対応かつ軽量な充電器は他にはないだけに魅力的な製品だ。MacBook Pro 13インチに付属する「61W USB-C電源アダプタ」は約200gと重いだけに、ちょっとした外出ならこちらを持って行きたくなる。
「USB-C急速充電器(45W/PD対応/超軽量)」の主なスペック | |
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メーカー | RAVPower |
出力 | 5V/3A、9V/3A、 12V/3A、15V/3A、20V/2.25A(最大45W) |
入力 | 100-240V/1.25A 50-60Hz |
サイズ | 約80×56×16mm |
重量 | 約82g |
手持ちのスマホやモバイル機器にあった充電器&バッテリーを買おう
3回にわたって、スマホをはじめモバイルPC向けも含めた充電器やモバイルバッテリーについて紹介してきたが、充電器やモバイルバッテリーのベストな買い方は、普段の生活シーンと利用するスマホやモバイル機器に合わせて、必要な製品を選択することだ。
たとえば、充電器なら自宅では複数のUSB端子を搭載したものや、高出力なUSB PD対応のものがあれば便利だ。一方で、旅行や出張へ持って行く際は、コンパクトかつ高性能なものを選ぶと良いだろう。今回紹介した、窒素ガリウムを採用したコンパクトかつ高出力のUSB PD充電器なら、小型・軽量かつスマホからモバイルPCまで充電できて便利だ。
モバイルバッテリーは、毎日の通勤や通学で利用するなら少容量でコンパクトな製品のほうが取り回ししやすい。一方で、アウトドア用途や出張、外出先で長時間のPC作業が必要な場合は、それぞれの用途に応じた大容量のモバイルバッテリーが役立つ。USB PDに対応するモバイルバッテリーは、小容量と大容量2種類の製品を揃えておけばスマホもモバイルPCも充電できるので、かなりのシーンをカバーできるだろう。
近年はさまざまなデジタル機器を、用途に応じて使い分けることが普通になってきた。充電器やモバイルバッテリーも、利用シーンに応じたベストなものを購入するようにしよう。