持っていって便利だったもの
あまり活躍しなかったもの
他にもいろいろなものを持っていったが、中でもオススメしたいのが延長コード。ホテルのコンセントは意外と変なところにあり、とくにベッド周りにないことが多い。そんな時、延長コードがあれば使いやすいところに充電ベースを設置できる。今や、スマホやタブレット、デジカメ、PCなど多数のデバイスを持っているのが普通なので、コンセントを増やすというメリットもある。
モンゴルでもラスベガスでも日本の電源プラグを直接挿せるので使わなかったのだが、海外用の変換プラグは安いし持っていてもいいだろう。とは言え、ホテルではフロントで借りられることも多く、なくてもなんとかなることも多い。
昔は、変圧器を持っていったこともあるが、完全に無駄骨だった。利用している機器が「100-240V」などに対応していれば、そのまま利用できるからだ。100Vのみ対応なら、無理に持っていかない方がラク。
15インチのノートPCを2台持っていったり、モバイルディスプレーを持参したこともあったのだが、今はハイパワーなモバイルノートPCとHDMIケーブルを活用している。ホテルの大画面テレビにHDMIで接続して利用するのだ。テレビが使いにくい場所に設置されていることもあるが、荷物を大幅に軽くできるメリットは大きい。モバイルスキャナーも持っていったことがあるが、あまり活用できなかった。
逆に、そこそこかさばるが持っていってよかったのがキーボードだ。筆者は高級キーボードHHKBの愛用者なのだが(「最高級キーボード「HHKB」が良すぎるのでオススメしたい」参照)、国内出張はもちろん海外旅行にも持参している。現地での原稿執筆速度が格段に速くなるためだ。せっかくの海外旅行で、ホテルで缶詰になっている時間は1秒でも減らしたいので手放せない。
いつもは、Bluetooth接続のワイヤレスモデルを利用しているのだが、隣に人がいる飛行機の中でタイピングするにはちょっとうるさい。エンジンの轟音で問題ないとは思うが、こちらが気にしてしまうのだ。そこで、30%ほどタイプ音を抑えた「Type-S」を持っていったのだが、USB接続なのでなかなかかっこ悪い。ワイヤレスで静音タイプのHHKBの登場を期待したいところだ。
海外旅行も最新のデジタルガジェットで、格段に快適に過ごせるようになる。もし、筆者と同じような課題を感じていたなら、ぜひこれらのアイテムを試して欲しい。手放せなくなること請け合いだ。
蛇足だが、筆者は五反田と赤坂見附と銀座で「原価BAR」を経営しているが、少し前からモンゴルのウランバートルにも出店している。第11地区インド大使館横にある「てっぱん東京」では日本食を提供しており、6月1日には第3地区solo mall5階フードコート内に牛丼やカツ丼、親子丼などを提供する「どんぶり東京」をグランドオープンする。もし、ウランバートルに旅行して日本食を食べたくなったら、ぜひごひいきに。
筆者紹介─柳谷智宣
1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・赤坂見附・銀座で営業中。