●市場を大混乱させる必要があるのか
総務省が1000円という数字をひねり出したアンケートでは「乗り換えたい」という思う人が9.9%なのに対して、「乗り換えたいと思わない」と答えた人が52.6%もいた。つまり、過半数の人が乗り換えには興味がなく、今契約しているキャリアで満足しているという事実もある。
果たして、過半数の人が「乗り換えに興味がない」としているなかで、解除料を1000円にし、6月に新料金プランが始まったばかりにも関わらず、10月にさらに新しい料金プランを作らせて、市場を大混乱させる必要があるのか。
本当にこれで「わかりやすい料金プラン」が実現するのか。総務省には10月以降「自分たちのやったことが正しかったか」というアンケートをとってもらい、ぜひとも法改正の是非を問う検証作業をしてもらいたいものだ。