●AIもマイクロソフトの力
たとえば、Wordで文章を書いている際、「このフレーズは誰に確認しておこう」という場合は、一度、Wordを保存し、メールアプリを立ち上げWordファイルを添付して、メールの文書を書くなんてことをしなくてはいけない。しかし、将来的にはWordの文章のなかに@を入れて相手の名前を入れれば、そこで、メールと共に文書が一緒に送られるようになるという。
これにより、ユーザーは文書の作成に集中できるようになる。
また、PowerPointではAIの連携が更に進んでいる。
たとえば、プレゼン作成中、地名が出てくれば、その場所にあった写真を選び、挿入してページを自動的にデザインしてくれたりする。リストを表示させる際も様々なパターンが存在するが、そうした候補も一覧で見せてくれ、ユーザーは自分でデザインすることなく、候補を選ぶだけで美しいレイアウトが完成するようになる。
また、日本語でプレゼンしている途中に、英語に翻訳して字幕をつけてくれると言ったことも可能だ。AIの力によって、生産性や効率性、利便性がさらに上げていくというのが、いまのマイクロソフトのやり方なのだ。
まさに「デザイン」といってもハードだけの話ではなく、ソフトにおける使い勝手の部分でも重要であり、そこにもAIの存在感が増してきているのだ。