■「Google Play」なしだと国内は厳しい
ハードウェアとしては申し分のないHUAWEI Mate 30 Proですが、誰もが気になっているのはソフトウェアの部分でしょう。ファーウェイは「米国からの禁輸措置により、グーグルのモバイルサービス(GMS)に代えてファーウェイ独自のサービスを搭載した」と説明しています。
簡単に言えば、GmailやGoogleマップなどグーグル製のアプリは入っておらず、アプリをダウンロードするための「Google Play」も使えません。アプリの入手にはファーウェイ独自のアプリストア「AppGallery」を使うことになります。
ゲームとしては人気バトロワゲームの「フォートナイト」が、日本語入力は「Simeji」があり、Webブラウザーから「Gmail」や「Googleマップ」を使うことは可能です。
とはいえ、日本で日常的に使うには「LINE」や「YouTube」、「ポケモンGO」や各種決済アプリなどはほぼ必須といえます。ファーウェイのアプリストアは中国向けのアプリが中心で、ここに日本向けのアプリを増やしていくとしても、かなりの時間がかかることが予想されます。
9月26日にはDXOMARKがHUAWEI Mate 30 Proのカメラ評価を発表し、スコアは「121」でスマホランキング1位を獲得。ハード的には最強スマホの1つであることは間違いないだけに、なんとか政治的な解決に期待したいところです。