暗いところで手軽に綺麗に撮れる
これだけでいくら払ってもいい
iPhone 11 Pro/Pro Maxの最大のウリはやはりカメラだ。広角、超広角、望遠の3つのレンズを搭載し、いろんなパターンの写真を撮れるようになった。
静止画撮影時に、「.5×/1×/2×」というアイコンをタップすると、利用するレンズを切り替えられる。望遠と広角は従来通りだが、超広角で撮影すると写せる範囲が広いので驚く。従来なら、数歩下がらなければいけない写真がその場から撮れるのは便利だ。屋外よりも、狭い屋内などで活躍してくれる。
望遠撮影時に、カメラアプリの黒い部分にも被写体が透過するのは格好いいし、便利。複数眼のいい活用法だ。
UIもこなれており、静止画撮影時にシャッターボタンを長押しするとムービーの撮影になるのが便利。これまではシャッターを長押しすると、連写していたが、こちらのほうがいい。指を離すとムービー撮影が止るが、右にスライドさせるとムービー撮影を続行できるモードになる。
筆者は毎晩BAR巡りをしているのだが、飲んだお酒は必ずスマホで撮影して残している。SNSにアップするだけでなく、一期一会のお酒もたくさん飲んでいるので、マイデータベースとして活用しているのだが、照明が暗いと写真も暗くなり、ラベルの判別が付かなくなってしまう。お酒の記事も書いているので、その際の素材に使いたくても、クオリティー不足ということも多い。とは言え、BARで照明を上げてくださいとは言えない。高いコンデジを買ったりしたこともあるのだが、暗所撮影では性能を発揮できないことが多いし、やはりスマホの方が手軽。
そんな中、前モデル「iPhone XS Max」のカメラは暗所での撮影に強く、満足していた。今飲みまくっているお酒を撮影した写真は、将来の記事の素材として長く活用できるだろう。しかし、今回の「iPhone 11 Pro Max」に搭載された「ナイトモード」はさらにレベルの違う暗所撮影機能を備えていた。