■スマホだけじゃない、プラスアルファの魅力
シャオミがライバルと異なる点として、「スマホだけじゃない」製品ラインがあります。発表会では、日本でも話題になった三洋電機出身の内藤毅氏と共同開発したIH炊飯器を大きく紹介。日本から中国に渡った技術が、製品となって日本に「逆輸入」される形になりました。
シャオミは多くの中国企業とコラボすることで、こうしたIoT家電を2000製品以上も取り扱っているとのこと。浄水器や体組成計、電動キックボードやドローンなど、ありとあらゆるスマート家電を取り揃えています。
最近は安くて品質の良い中国製家電が増えており、Ankerのように消費者の支持を得るブランドも出てきています。ただ、深センなどに多い新興企業は知名度が低く、ECサイトのレビューもすべてが信用できるものではないなど、選び方は難しくなっています。
そこでシャオミが目利きとしての役割を果たしてくれれば、安くて良い中国製家電を安心して選ぶためのラベルになるはず。国内への実店舗展開、キャリアやMVNOによる採用を含め、2020年からの本格展開に期待したいところです。