HDMIによる有線接続はもう古い!?
今年はワイヤレスで映像伝送だ!
最後に、ごく近い将来のお話を。今回はHDMIケーブルを使用してAndroid端末とテレビを接続したが、今年は無線でつなぐ方法が登場してきそうだ。
「Miracast」という規格がそれ。Wi-Fiアライアンスでキッチリと策定された国際規格だ。スマホやタブレットの画面情報を、無線LANに乗せて電波で送信し、テレビに表示するという技術である。
スマホではNTTドコモの「ELUGA X P-02E」などが対応しており、対応テレビはまだないものの、アダプターは製品化されはじめている。つまり、今年の春には対応製品が発売される予定だ。
フルハイビジョン(1080p)解像度と5.1サラウンドオーディオに対応して画像と音声を送信できるから、今後はよりカンタンにテレビでスマホやタブレットの画面をテレビで楽しめることとなるだろう。
ちなみに、MHLの次バージョン(MHL 2.0)では3D表示とキーボード入力がサポートされる予定。これが実現すれば、よりスマートテレビっぽい使い方が可能になりそうだ。
次回は再び本題に戻り、スティック型Android端末を使い、スマートテレビ的な使い方ができるかどうかを模索していこう。